妻が実家に帰ってから(こう書くと聞こえが悪い。実際は臨月を迎えて実家に一時的に戻っている状況である)というもの、生活が一変した。
家に帰る、一人飯なので思いっきり適当にどうにかする(例えば冷凍食品やインスタントラーメン等)、家の片付けや家事を適度にやる、その後はもう眠るまで自由時間。テレビゲームに興じたりビデオ試写室の如く模様替えした自室に篭って楽器を弾いたりパソコンを触ったり、あとは映画を観たりそんな感じだ。
ああ、とっても自堕落!!人間一人きりだとかくも堕落するものか!別に部屋が散らかってるわけでもない、シンクが荒れているわけでもない、ゴミ屋敷のようになっているわけでもない、しかしてなんだろう、この罪悪感は。
いわば子どもが生まれるまでの期間限定付の『自由気ままな男の一人暮らし』なわけだが、気楽さここに極まれり。毎日本当に気楽なもんである。けれども同時にこんな生活が続いたら緩やかに心が死んでいくんじゃないか、というようなそんな心持ちさえ感じる。
何か憂鬱なわけでもない、仕事も順調、子どもももうすぐ生まれる、夫婦仲も良いし趣味の表現活動は有難い事に次のワクワクする事も控えているし達成したい目標はあるしまだまだ興味は尽きそうにない。現状、あらゆる角度から見て自分の人生に不満は何一つない。
となるとつまりこれはあれか、そういう奴か。
毎日気ままにやり過ぎてそこに罪悪感を感じている、これは言わば贅沢病なのかもしれない。
時間があり過ぎるのも考え物、という事だろうか。
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