自室のPC周りに手に入れたガチャガチャやら作ったプラモデルやらゴジラやスパイダーマンや『幼女戦記』のターニャ・デグレチャフのフィギュアやら飾っている。
7割をエフェクターの収納に使っている1.5畳の自室の中で唯一整頓の行き届いていない雑多なスペースなのだが、その中に転がっているアニア(動かして遊べる動物フィギュア)のインド・ラプトルのフィギュアを台座に固定してきちんと飾れるようにした。
動かして遊べるフィギュア、とはいったものの動かして遊ぶわけでもないのでこれで良い。
インド・ラプトルは『ジュラシック・パーク』シリーズの一編に登場する悪役恐竜なのだが、遺伝子操作で作られた(という事は本質的に恐竜でさえない)恐竜で狡猾かつ残忍、見た目もその性質にそぐわないワルっぽさが格好良い。
アニアは普段買っているわけでもないのだけれども、インド・ラプトルのアニアを偶然見つけて買ってしまった。
購入時の日記にも書いているが、丁度母の容態が思わしくなく、精神的に随分と削りとられていた時期だった。
インド・ラプトルのアニアを手にレジに向かいながら、玩具売り場で親戚と電話していた事も克明に憶えている。
僕のような収集癖があり、かつ手に入れたものを手放せない人間はどんどん物が増えていく。
物が増えていくと同時に思い出も増えていく。
どちらもちゃんと、自分の人生に於いて適切な場所に据え付けておかないとな、と思う。