メタルマスターでメタルをマスター出来るわけがない。

2016_08_01_001
「駄目だ、絶対とまでは言わないけれどもこれは使わない予感がある...!!」
そんなエフェクターでもついつい買ってしまう時がある。

条件その1.笑えるくらい、安い
条件その2.駄目な奴、とはわかっていても1割くらいの可能性で使えそう、な程度には良さげ

ちなみにそれで賭けに勝った経験はほぼ、ない。それでも僕はジャンク以下の値段で駄目そうなエフェクターを買ってしまう。そしてこうしてブログに記事を残す事でそいつを機材棚の奥深くにしまい込む事への罪悪感から逃れている。売ったって二束三文にもなりゃあしないのだ。だったらひょっとしたらやってくる「いつか、その日」まで眠っていてくれ。

というわけで今回はARION SMM-1 METAL MASTERだ。
メタルマスター、とはまた大きく出たな。ネット上のレビューでは大抵「メタル向きでない」とか「これでメタルのギターを弾くには低域がボソボソしている」とか結構散々書かれている。ではベースギターではどうだ。
うん、搭載されたイコライザー(LOWとHIGH)を調節すればベースギターで必要な低域まで補正する事が出来る。ただそれをやったところでこいつの音はどうにも薄っぺらいし(迫力不足、というわけではない。どうにもガッとくるものがない)、これといって特徴がない。そして何よりチープだ。これを使うならもっと他に選択肢があろうというものだ。
あとDISTコントロールは時計の9時以降、どう触ったって可変しているとは思えない音。DIRECTとSOFTの切り替えスイッチがついているけれども、これはOUT2から出力している時だけ効くみたい。

いや、ごめん。ぶっちゃけBOSS HM-2(Heavy Metal)を試しに行ったところ売れちゃっていて、腹いせに買ったんだよね。
500円だったし。
やっぱり当初の目的通り、HM-2を探し求めるべきだったのだ。ごめんよメタルマスター。いつの日か、何か役に立ちそうな時まで眠っていてくれ...。

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