佐藤さんが入院して一日が経ちました。

昨日のエントリー 、随分と沢山の方にお読み頂いたみたいで(実に1000人近くもの方がアクセスして下さった様子。いつもの4倍近く、です)情報の拡散にご協力頂いた皆様、本当に有難うございます。

佐藤さんの入院生活は始まったばかりですが、沢山の方から心配の声を頂き佐藤さんも励まされていると思います。今日佐藤さんからきた連絡では、やはりそれなりの期間入院生活を送らねばならないようで、4日のライブは昨日告知した5人で演奏する事になりそうです。

今までの、そして音源でのJONNYとは随分と違った演奏になるとは思いますが、男性ホルモンを巻き散らかして一生懸命演奏しようと心に決めています。

twitter 上で様々な方から頂いたリプライ、そして直接連絡を頂いたりメールを頂いたり多くの方が佐藤さん、そしてJONNYを気遣って下さっております。佐藤さんが如何に信頼されているか痛感するのは勿論、バンドメンバーとしてJONNYに対する皆様の誠意を裏切ってはいけないと改めて背筋が伸びる思いです。

我々JONNYはセールス的には、或いは知名度の点ではまだまだひよっこのインディーズバンドでしょう。しかしバンド結成以来のその5年の歴史の中で多くの方と関わってきましたし(僕はここ2年近くしかバンドに関わっていませんが、その2年の間にも多くの方と出会い、バンドに対する情熱や誠意を肌で感じてきました)、様々な経験をしてきました。この国の音楽を耳にする方々の中でJONNYの存在を知っている方というのが一体厳密にどれだけいらっしゃるかと問われれば、それは恐らく極々一部なのでしょうし、私達より活動暦が短くとも私達以上の「成果」を収めたバンドは沢山います。

しかしバンドという集団が、組織が、背負っているものは相対的な数、数字ではなくそのバンドの歴史、そして信頼なのだと再認識する事が出来ました。

僕は基本的に反骨精神を元手にバンド活動を行っています。

「世界中で我々の音楽を必要とする人間はいないし、我々はすぐに忘れ去ら得る存在だ。だが、そんなのは耐えられない、そんなのは嫌だ。世界中の誰しもが我々の音楽を必要とせずとも、我々は我々のために我々の音楽が必要なのだ」

どれだけ多くの人の支持を得ようと、このバンド活動を始めた当初から抱いていた反骨精神を置き去りにする事はないでしょうし、バンドに対して情熱や精神を傾けて下さる方がどれだけいようと(実際、いらっしゃるのです。例えば大阪に在住の一人の友人が今日、我々の事を気遣って連絡をくれました。彼もまた自らの気概と心意気を以ってして闘争を続ける同志であります。勿論そんな方々の存在を無視するものでも、そして感謝の念を失うものでもないのですが、そこを意識して、目標として、主眼として、大前提にして音楽活動を行うのは反骨精神をモチベーションで表現活動を続ける人間としては軸がブレる事に他なりませんし、何より彼ら自身それを望んでいない事は明らかです)この自分の、ともすれば卑屈に見えがちだけれどもその実確信に満ちた自己顕示欲を世に打ち出す事を辞めるつもりはありません。

しかし、今回の佐藤さんの件で、そんなバンドに対して情熱や誠意を以ってして関わって下さる方々に対して、どのように相対するかがその方々に対して最も誠実な回答なのかを考え、そして確信する事が出来たのも事実です。それは今まで何度も自問し、自答してきた事でもあり、そして深く考えるまでもなく答えが導き出せる、極めてシンプルな思索でした。

今、僕は最大限のプライドと誠意と情熱を以ってしてバンド活動に全力を注ぎ、常に最善を尽くし、最善以上の結果を出していく事こそがその答えなのだと痛感しています。

今回の佐藤さんの体調不良は佐藤さんにしても、そしてバンドにしても予測不可能で喜ばしいものではありませんでした。しかしそれでバンドが停滞する、日和る、迷うものではないという事は今後バンドで、バンド活動で示していこうと思っております。

そして僭越ながら佐藤メンバーの気持ちをも代弁するのであれば、佐藤メンバー復活後の我々は今まで以上に熾烈なバンド活動を展開するつもりであります。

関係者各位に最大級の謝意を。

コメント