近頃、仕事に於ける精神状態に不安定さが生じている。
モチベーションであるとか「この先この仕事を続けていくのか」とかそういうお話ではなくて、これはもう単純に自信を持てているかいないかというお話なのだけれども、ここ数日は特に自信を失っている。
いや、決して自分は無能では無いと思うのだ。
自分に対してこの仕事が向いていないともどう考えても思えない。しかして、かつての自分なら出せた成果が思うように出ておらず、その焦りによってまたしても成果から遠ざかるという良くない連鎖を生み出してしまっている。
本来であれば必死になって仕事に臨むタイプではなく(それは一生懸命ではない、とイコールでは無い)、悲壮感を持って仕事に臨めば能力の発揮に著しく障害となるからであり、追い詰められた中で仕事をするのは自分に向いていないというそれだけの話なのだが。
勝手に自分で自分を追い詰めて始めている。
それでも、周りからすれば幸運な立場なのだろうとも思う。周りの誰からもさして詰められるでもなく、せいぜいが「最近くすぶってるな」くらいの揶揄で済み、それってつまりは元々は能力を持っていたという印象を他人に抱かせていたという証明に他ならず、無能者の烙印を押されていたわけではないという事に他ならない。
だが自分が自分らしく仕事に臨めているかというと今はどうにもうまく身動きが取れていない感じがあり、先々の事を考えるとこういう時期も必要なのだなと理解は出来ているのだが、なかなか渦中だと苦しい部分もある。
しかし、事態は必ず進展する。
行動を止めない限り事は動き続けるのだ。そして僕は毎日コツコツと、他人から見れば小さな事ではあれども手を動かしている。神は細部に宿る、ではないけれどもコツコツと続ける事が何事に於いても(仕事に於いても創作に於いても)唯一にして絶対的な正道なのだから。
思えば、久しくこういう日記も書いていなかった。
こういう日記が書けるからこそ、僕の日記は僕の日記なのである。
明日も手を動かし続けよう。いつか必ず、何かに結実すると確信しながら。