妻が再び病に倒れた事で図らずも月日の流れを実感してしまったのだった。

起床すると最近疲れ気味だった妻が完全に発熱していた。
『完全に』と書いたのは今朝方未明、夜中に体温計の鳴る音で目を覚ますと妻が「あー微熱あるなあ」と口走っており、それに対して会話した記憶があったからだ。起床と同時に妻の体調不良がいよいよ明確である事に気が付き、妻自らの検温によりのっぴきならない体温である事が判明。

昼頃、仕事を休んだ妻に連絡すると丁度病院にいるところで検査を受けたという。
『陰性だった、風邪だったよー』と連絡が来るかと思っていたがさにあらず、まさかのコロナ陽性だった。
妻は以前コロナウイルスに罹患、発症した事があるが、その妻の口から「いやー風邪こじらせたって感じだけどな」というような言葉が出た。前と比べて症状が体感上は軽いという事だろう。
最近の妻は仕事に打ち込んでおり、多分だけれども疲れが溜まっていたのだろうと思う。しかも妻は妊娠中だ。ただでさえ体力の消耗も著しい時期である。
いや、油断した。僕の手落ちである。もっと食事の栄養バランスや無理しがちな妻の生活管理に努めるべきだった。

以前妻を隔離した際に使用した敷布団一式が何故か見つからず、妻の実家から急遽布団を借りた。お義母さんの面倒見の良さに感謝、と同時に申し訳なさを感じる。妻を以前と同じように自宅内隔離して、娘を寝かし付けてこの日記を書いている。
今現在、僕も娘も症状は出ていない。このまま防ぎきりたい所存。


バタバタした一日の終わり、「ファズをかけて激烈に歪ませたベースギターを弾きたい」と思いWren and CuffのTALLFONT RUSSIANにベースギターをイン。
「実家の味噌汁か」と言いたくなる程違和感なくしっくりくる。そうそう、これこれ、これが良いんだよなやっぱり。