土曜は基本的に仕事が休みだが、有志が集まって行う勉強会が時折開催されており入社2年目の若輩社員ながらどうにか仕事で成果を出したく参加するようにしている。有難い事にここで学んだ事を日々の業務ですぐ試す事に抵抗はないので仕事にも張り合いが出るという好循環の只中にはあるのだが、来年度から中心となっている講師の方が異動しそうでこの勉強会もどうなるやらという感じだ。入社して数ヶ月目から参加している思い入れのある勉強会だけにどうなるかなあと戦々恐々としている。自分を磨く方法をまた考えなければならないかもしれないね。
で、勉強会の後は妻と娘と工房Lovelessへ。
リフレットとトータルメンテナンスをお願いしていたメインベースが出来上がったとの報せを貰ったので受け取りに行ってきた。日記で振り返ると岡田さんに楽器を託してから仕上がるまで1ヶ月も経っていなかったようだ。だが実際には音詰まりとビビリの症状が気になるようになってからというもの、サーフグリーンのSBVはほぼほぼ弾かずにムスタングベースやら青色のSBVを弾いていたので久しぶりにサーフグリーンのSBVを弾くのは久しぶり。
いや、やっぱりこれだよという感じがする。
と同時に、楽器が生まれ変わったような新鮮さも感じる。指板を削って修正して貰い、ジャンボフレットに打ち直して調整を施して貰ったSBVは出音も元気になりピッチも良くなっており、ネックを握った感じもくたびれた感がなく、語弊があるかもしれないけれども『新品の楽器』を握った時の感覚と近しいものを感じた。当然、音詰まりもビビりも解消されておりどのポジションも気持ち良く音が出る。
修正のために指板を削る可能性がある、と岡田さんから聞かされた時は「どれくらい削るものなんだろ」と思ったのだけれど、実際に仕上がりを見ると「えっ本当に削ったの」ってくらいの変化しかなく、でも握った具合は確かに指板のRの感じも良い意味でフラットに近しくなっており、ああ、流石職人さんだな、と。
調整に関しても特に僕から注文をつけたわけでもなく「指でもピックでも弾きます、ガシガシ弾きます」くらいの事をフワッと伝えただけで弦高諸々、非常に良い具合にして頂いていう事なし。
こういう自分の楽器について理解して下さってる方が身近にいるといないとでは大きく違うぞプレイヤー人生。
同時に青色のSBVも電装系で気になるところがあったので診て頂いたのだけれども、サーフグリーンのものと比べて鳴らすと明らかに出音が違って面白い。サーフグリーンのものは出音が落ち着いた印象で青色のものはミドルに癖があってバコンバコンいう。
サーフグリーンのものはペグとブリッジが重量感のあるものに変更してあるのと、青色の方はペグが所謂ロックペグに交換してあるのでその辺の影響があるのかなと思うのだが、どうだろうか。
出音に違いがあれどもキャラクターとしてはSBVの音なので使い分けとか贅沢な事していこうかな、と思っている。
今後は季節毎、気になる箇所が出てくる毎に岡田さんのところに2本のSBVを持ち込んでは良い状態を維持していこうと思う。
お世話になります。
コメント
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ご無沙汰してます。
しばらく巡回していなかったのですが、無事愛機が戻られたのですね!
私もメンテをたまーに出しますが、帰って来た時の弾き心地の「戻った!」感は至福です。
やっぱ信頼できるショップ、リペアマンは有難いです。