樹海でPV撮影してきた。

『樹海、行きますか』

「樹海!?・・・富士の樹海の事ですか?」

『そうですそうです、その樹海です。青木ヶ原の』

「ワオ!」

JONNYのPV監督を務める伊藤君からその言葉を聞かされた時は一瞬耳を疑った。しかし、面白い。

個人的にもいずれ樹海は行ってみたいと思っていたが、まさか人生初の樹海がPV撮影だとは。しかもJONNY。

0時~2時までスタジオで練習の後、スタジオを出たのが午前3時。午前6時に集合、という事でこれはもう寝ない方が確実かつ安全だ(僕は寝起きが悪い。物凄く悪い)。メンバー全員を起こす事を約束し、帰宅。読書やらポケモンやら入浴、身支度をしているとあっという間に午前5時前。

運転手をお願いしていた吉田君(パイプカットマミヰズ)に連絡、合流する。ちなみに彼も不眠。「俺、こういう生活がしたくて仕事を辞めたんだ!」とは彼の弁。本当に有難う。

全員合流し(撮影クルーは伊藤監督、ナツメ君、そして紙コップス でもお馴染み菊地さん)、さあこれから出発しますかというのが午前7時。カーナビで調べたところ、青木ヶ原樹海までは東名高速道路を使って4時間かかる。佐藤さんがCLUB R&R出勤日なので、遅くとも13時には名古屋に向かって戻らなければならない。時間的に難しいのではないだろうか、という事で代替案のロケハンを敢行する。

しかし、伊藤監督のお眼鏡には叶わず。

「もう、樹海行こう!」という事で車3台で東名高速道路に乗った。

12時過ぎに青木ヶ原の樹海に到着。

樹海といえば、くらいに有名な件の看板 も遠目ながらに見れたし、テンションが上がる一同。

衣装に着替えて(日常生活では僕ではまず着ないような服を着た。アベフトシ風味だ)山に入っていく一堂。

続・我が逃走
デジカメを久しぶりに触るので試しに一枚。
だが、充電が全然ない事に気付く。ガッデム!

まずは佐藤さんの出演シーンから。

出勤を控えた佐藤さんの残り時間は既に僅か。伊藤監督のプラン通り撮影は進行していく。

樹海というと陰惨で湿っぽい雰囲気を想像していたけれども、空気は清らかでおいしいし静かだし心地良い気温だしで物凄く快適な所だった。ちなみに樹海では磁界の関係で通信機器が駄目になるとか方位磁石が使えないとか色々な噂があるけれど、あれは実際のところ間違いである。方位磁石は使えるし、僕の携帯電話も立派にアンテナが立っていた。場所によっては木々に遮られて電話が危うくなる場所もあるらしいけれども、自衛隊は方位磁石を使って樹海の踏破訓練を行うらしい。

しかし、見渡す限りの木、木、木である。立派な大木、その根元に倒れ苔むした木。マグマが流れ出して形成された妙な形の岩や段差、それらが立体的に入り組んでこの巨大な樹海が構築されているのだろう。ハイキングコースから少し離れた場所で撮影していたのだけれども、帰りは目印がなければ方向感覚を失う所だった。

似たような風景ばかりだからそうなるのだろう。

樹海に入ってからの野々垣君のテンションの上がりっぷりったらなかった。

スーツ姿ではしゃぐ野々垣君。おい、物凄くミスマッチだぜ。

続・我が逃走
天然のスポットライトを使って撮影中。
撮影中の佐藤さんを写真撮影する野々垣君。
それを撮影する僕、という三弾構えによって成立した写真。

佐藤さんは実滞在時間、30分程で名古屋に帰って行った。

残りは男性陣のシーン。地面はほとんど腐葉土なので、足元に気をつけて(その辺りは骨折してから慎重になったと思う)演技をする。地面に横たわっていたら眠ってしまった。恐るべし樹海の快適さ!

日が沈む前に撮影を無事、終える事が出来た。樹海の中で楽器を振り回す経験はそうそう出来ないのではないだろうか。良い経験をした。しかし、もっと写真撮ってくれば良かったなあ。何だかそこだけ悔いが残る。

あと次回は観光としてゆっくり色々見てまわりたい。気温が低い洞窟だとか、近くには温泉もあるようなので。

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