激動の二日間-カゼマチステーション編-

この2日間というのは決して怠けていたわけではなくて、それどころかここ最近では一番活発に活動した2日間だったのではないだろうか。

では親愛なる当ブログ訪問者の皆様方よ、この2日間の僕の“自慢話”、是非聴いて頂きたい。

28日はJONNYで四日市へ。WEENIE RADIO SHOP 企画『カゼマチステーション vol.6』に出演してきた。

明け方まで映画を観て朝陽が昇るのも迎えてしまったにも関わらず、頑張って起き出して佐藤メンバー宅に集合(家を出、日差しと熱気を感じた瞬間佐藤家が自宅から2分の位置にある事を感謝した)、現地合流する各務サポートメンバー以外の4人で四日市へ向かった。ちなみにこの日のサポートドラムはギバ君こと植田君。この人最初は静かで寡黙なイメージがあったのだけど、車中とかでは会話の中心になるくらい次々にネタをふってきたり狂気としか言いようのない事を言ったりする。

で、途中の名古屋港でずっと行ってみたかった大型リサイクルショップやら回転寿司やらすっかりはしゃぎまわっていたら、会場となる四日市CLUB CHAOS直前で道を間違え、遅刻。関係者各位に今一度謝罪を。

初めて出演したものの、CLUB CHAOSは実に演奏しやすく、そしてこの日の演奏は充実感を感じれるものとなった。先日LOVELESS GUITAR 岡田さんに改造して頂いたフランケン・ジャズシジョンも良い具合。低域がしっかりと出るようになり、バンドアンサンブルを支えれる音になったと思う。もう少し高域のアタックとのバランスを掴めるように僕が工夫しないといけないな。

WEENIE RADIO SHOPの中川将治さんとの最初の出会いは、web上だった。

新栄CLUB ROCK’N’ROLL 井藤氏が興じているというオンライン戦争ゲーム、そこで井藤さんに紹介されて僕は将治さんと『出会った』のであった。それまで偶然にライブを拝見した事はあれども、共演した事がなかった僕は例えそれがオンライン上の出会いでも嬉しく思ったものだった。お互い忙しい時期が続き、バンドに関して情報交換等をしたり(勿論、我々は戦争も続けていた)して親睦を深めつつ、ライブを観に行ったりやっと共演出来たりで今日に至る。将治さんからイベントへのお誘いがあった時は嬉しかった。

28日、オンラインからライブハウスに『戦場』を移し我々は戦争を続けたのであった。

しかしね、WEENIE RADIO SHOPを観た後はため息が出たよ。ステージ上にいたのは紛れもない「音楽家」達で、そんな音楽家達が高水準にアンサンブルを構築しているのだもの。バンドマンにとって「うまいですねえ」は或いは人によっては褒め言葉に受け取られないかもしれない。人前で演奏するのだ、演奏技術を有するのは当たり前であるというとても実直でシンプルで、そして職人気質な考え方である。その考えが頭の片隅にある僕は「うまいですね」という表現は出来るだけ避けてきたのであるけれども、ライブを観ながら佐藤メンバーと「巧いね」と言い合っていた。或いはそれは「旨い」だったかもしれないし「美味い」だったかもしれない。いずれにしてもそれはただの演奏技術が高い演奏家集団ではなく、有機的に作用しあっているバンドサウンドだったのである。

以前観た時と印象が違い(これは佐藤メンバーもそうだったよう)、もう自然に体が揺れて「かなわんなあ」といった感じに笑う他なかった次第。

四日市CLUB CHAOSの打ち上げ、男子トイレもCHAOSでした(詳しくは僕のtwitter で。ちょっと色々まずい写真もあるにはあるので)。駆けつけて下さった野村先生とベースの話なぞする。かつてはただただ憧れていた先人とああして膝を交えてお話出来る現状というのは全く想像もしていなかっただけに実に嬉しい。

名古屋モドリの車中は、疲労感と睡眠不足からくる変なハイ状態でゲラゲラゲラゲラ爆笑しながら帰ってきた。

ベッドに倒れこむようにして、就寝。

(後半へ続く)

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