犬栓耳畜生ライブ、それとそれぞれのバランス。

6月2日の日記である。
この日は新栄DAYTRIVE&TRIMにてちょこたんとDAYTRIVE稲垣さんの共同企画に犬栓耳畜生で出演。
毎回演奏曲はおろかライブの構成を考える人間も変わる犬栓耳畜生、今回のコンダクトは炭酸さん。内容としては炭酸さんらしい実験精神と挑戦意欲に満ち溢れたものになった。炭酸さんは割とその時の旬をぶつけてくる、というよりかはそれまでの活動を踏まえた上で更に挑戦する内容をコンダクトとして仕掛けてくる事が多い。セットリストにずらりと並んだ曲目を見ただけでは内容は「?」となるものばかりだったけれど、いざスタジオに一度入って内容について説明を受けると「ああ、成程」と思えるものばかりだった。
体力の限界に挑戦したい=スクワットをしながら演奏、海外で子ども達がある種の罰ゲームに使用するという極端に酸っぱい味から極端に甘い味に変化する飴をいっせーのーでで口に含んで、味の変化に併せての即興演奏等、どのタイミングでどのようにこのアイデアを思いついたのか想像出来ないものばかりだ。挑戦し甲斐がある。
本番当日、まさかの炭酸さんが個人輸入してまで手に入れた件の飴を忘れてきてしまい急遽コンビニで購入したグミで演奏する事になった事以外はさしてトラブルもなく(笑)、僕達は予想通り予測不可能な演奏を披露したのであった。犬栓耳畜生のライブ中に限って偶発的に格好良いノイズを出してくれる俺のエフェクター達、愛してる。

さて、この時期はこの後に差し迫った現場だったりこの日のライブだったり、と娘の体調不良やら仕事で立て込んだりが重なり、ちょっと色々なもののバランス感覚を見つめ直さないとなあと思った時期であった。
僕は一人の人間であると同時に夫であり父なので仕事=お金を稼ぐ事をしないといけないし、同時に妻と分担して娘の育児や家事にも向き合わねばならない。ただこの時期はちょっと家を空ける事が連続したように感じ「これじゃあいかん」と思ったのであった。
表現活動は完全に僕の趣味であるし、妻も活動に理解があるから現状問題はないはずなのだがそこに甘え過ぎてしまったと思うし、同時に仕事についても僕は必要以上にオフの日にも仕事についての勉強会等の予定を入れてしまっていた。これもこの先のキャリアプランや先々の家計について関係ある事なので妻は理解があるのだが、これまたそこに甘えてしまっていた。
僕が楽器を弾いたり仕事の勉強会に出たりしている間、妻は家で一人で娘の世話をしている。娘はまだ数ヶ月だしいざという時に動ける人間がもう一人いないと不安でしょうがない事は明らかだろう。すまない、妻よ。
僕みたいなお気楽野郎はたまにでもこうして自戒しないとな。

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犬栓耳畜生のライブ後、迎えに来てくれた妻の膝の上ではしゃぐ娘。赤ちゃんって凄い。熱があってもそこまでテンションが落ちているように見えない。この日はバンドメンバーだったり色々な人に愛嬌を振りまいていた。

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