キング・クリムゾンの話をしよう。
とは言っても荒木御大の漫画に出てくるスタンドの話ではない。ロック史上にその名を残すプログレッシブ・ロックバンドの話だ。
かねてから不完全密室殺人はプログレの影響を指摘されてきた。が、メンバー中に誰一人としてプログレを愛聴する人間がいるわけでもない。各務くんあたりがさり気なく聴いているのだろうけれど(事実関係を確認したらその通りだった)、誰一人として「クリムゾンがさぁ…」とか「グレッグ先生が…」とか言うわけでもない。
お客さんからプログレテイストを指摘され、とりあえず聴いてみたのだキング・クリムゾン。
一気に影響とかプログレがどうのとかどうでもよくなった。何なんだこの格好良さは。「21世紀の精神異常者」の豪放さ溢れるリフ。無類のリフ好きの僕にはストライク。やられた。
全曲聴き通そうとしたが、どうにも「21世紀の精神異常者」と「レッド」以外は聴く気にならない。てかその2曲良過ぎ。とりあえずこの2曲を阿呆程聴く。
熱心なリスナー諸兄からは叱責を受けるかもしれないが格好良さに耽溺してしまった僕には無駄である。
「21世紀のスキッツォイド・マン」という改題(差別用語云々の関係らしい)は間違っている、と断言する。
コメント