明け方にご近所さん宅で伊藤誠人とご近所さん相手に自分が音楽をやる動機やら信念やら、演説をぶっていたら気がつけば睡眠時間は確実に削られていき、パッセフェス会場に向かうための集合時間ギリギリに目が覚めたのであった。いっけねえ。
昨日はJONNYでパッセフェス2010に出演。
TOWER RECORDS近鉄パッセ店主催で挙行された、近鉄パッセ屋上にて行われたライブイベントである。TOWER RECORDSにて出演者の音源を買うと、それと引き換えに入場する事が出来るというもので、この日は天候が悪い中沢山の方が集まっていた。
そう、天候が悪かった。
明け方降った雨は、僕が自宅を出る頃には止んでおり「こりゃあこのままいけるかなー」と思いきやステージ設営を手伝っている間にまた一雨。お陰で頭から服までグッショリと濡れてしまった。ちなみにこういう過酷なシチュエーションは大好きだ。野戦感、とでもいうのだろうか。熾烈な環境下での方が「戦場」感をよりダイレクトに感じれるのでわかりやすい。どのような環境でも演奏出来るように、と考えているなればどれだけの大雨が降ろうとも演奏は可能なはずであるからして。
さて我々JONNYは一組目。イベントの一組目というのが如何に大事な存在か理解しているつもりなので雨だろうがそれで人がいなかろうが一生懸命やるつもりであった。それがね、僕達が準備終わって演奏時間が近づいてきたら雨が止んだんだ。あれは嬉しかったなあ。雨がザーザー降ってたら降ってたでベースを置いて客席側で『雨に唄えば』を歌って踊ろうと思っていたのだけれども、やはり観ている方々の事を慮るなれば晴れていた方が良いに決まっている。結局、70名近くもの沢山の方々が僕達の演奏を観て下さっていたそうな。
思う存分好き勝手やった。MCから演奏、何から何まで好きなようにやった。パッセだから、とかライブハウスじゃないからとかそんなの関係なく、だ。
個人的には生まれて初めて明確に「ドラムを聴く」という事を意識して演奏(これについてはまた後日。ちょっと衝撃的だったのでジックリ書いてみたいが故)してみた。評判が良かったようで嬉しい。
全出演者、どれだけバタバタしていても一バンドにつき最低一曲は観るようにしていたのだけれど、秀吉、そして明日、照らすは相変わらず素敵な歌声をパッセの屋上に響かせていた。ああいう心の琴線に触れる、染み込んでくるような音楽は昨日みたいな環境で観たら最高だろう。
レインコートを来たお客さん、少し高いステージで歌っているバンド、その光景にその空気感。あれって完全に「フェス」だったよな。うん、フェスだったのだよ。
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