ここ最近の3日間の記録。

4月9日

パイプカットマミヰズにてスプートニク企画に出演した。

ここ一ヶ月ちょいで新栄DAYTRIVE/TRIMには3度目の出演となる。初回は未確認尾行物体二度目はJONNY 、そして三度目となる今回はパイプカットマミヰズ。「出演する度にバンドが違うね」とスタッフさんと笑う。

今回の出演はスプートニク、murder murderゆれる (大阪)、鈴木実貴子 ( うわむき葉っぱ )、そして我々である。

個人的に、全員顔見知り!これで楽しくないわけがない。

ゆれるのあみ先輩が実は不完全密室殺人を観た事があったばかりか、CDも買ってくれていたようで本当に嬉しかった。以前東京でJONNYでご一緒したし、iGOサポート一発目でも共演したし、つまりはこの日で舟橋コンプリート。いやはや。ライブの風格から先輩かと思っていたら実は僕より若い事が判明。


「先輩先輩」

「いや、僕ら先輩じゃないですよー」

「本当ですか」

「お幾つですか」

「27歳になりました」

「あ、じゃあ年上ですねー」

「・・・・・。今までの関係壊れるの嫌なんで、舟橋君!と先輩!の関係を継続させて下さい」


思わず頼んでしまったものである。

スプートニクは初企画という事で、僕達を呼んで下さって本当に有難う。自分達の音楽を暗い、だなんて言わないで!笑 僕もそう思っているので、どうか今後も親しくさせて下さいね。

murder murderは去年末ぶり、か。二人だからこそ出せる瞬発力、そしてフォークとパンクをいったりきたりする音楽性。そりゃあ僕の周りのバンドマンもこぞって「良い!」というわけだよ。鈴木さんは以前お会いした際は「歯磨き粉のCMに出ていそうな女の子だな」と思っていたけれどもところがどっこい、歌うと実に生々しい。適度にドライブした歌声が格好良い女の子だった。

この日は総じて楽しかったなあ。打ち上げも出ずに、終演から数時間後に控えた東京出発に向けて準備するつもりだったけれど、あまりにも楽しかったので荷造りを済ませて自転車で新栄に舞い戻ってしまった。

ご飯を食べて再び自宅戻り。一端自宅に戻った際に酔っ払って現れた今回の旅の同行者 吹原君(iGO)を起こして佐藤家へ向かう。

さあJONNYで東京へ出発だ!

4月10日

敏腕スタッフ シン君の運転により予定通り横浜到着。

今回の東京2DAYSのサポートドラマー 深谷陽一郎(soulkids )宅に到着、合流。そのまま陽一郎君が予約してくれていた秋葉原の練習スタジオへ直行し、2時間練習。その後浅草KURAWOODへ。

KURAWOODは実に趣深い場所で、何ていうか「浅草っぽい」。会場の構図自体が浅草っぽいので自然と「ああここは浅草なんだなあ」と思う。リハーサルを終えた後は皆で雷門辺りへもんじゃ焼きを食べに繰り出す。

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雷門で記念撮影。
左下には僕と陽一郎君が。
カップルか。

わざわざ蒲郡からライブを観に来て下さったオザキシスターズと偶然の遭遇、二人を交えてそのままもんじゃ焼き屋へ。基本的にライブ前は食べないようにしているんだけども(この日は陽一郎君が「はっちゃんまじで来ねえのかよ。折角だから来るだけ一緒にどうよ」と誘ってくれた)、可能な限り堪能。ライブを控えた緊張で縮み上がった胃袋だったけれども、実に浅草っぽい食べ物を堪能する事が出来たのだった。

ライブ演奏はテンション高めに。ベースアンプがギャリエンクルーガーだと無条件で興奮してしまうのは憧れもあるのだろうね。

で、テンション高かったのは僕だけではなかったらしく吼えるわ暴れるわの演奏(普段通りっちゃ普段通りだが)の果て、佐藤さん、右足を骨折、左足を捻挫。演奏終了後フィードバックノイズに満ちたステージ上に置き去りにされた彼女を篠田君と二人がかりで搬出した。ライブハウスの皆さんも面白がって下さったようで本当に良かった。

佐藤さんを病院に連れて行ってくれるという男性陣と別れ、現地スタッフ兼広報担当 石原さんと電車へ乗る。東京の電車は不慣れで不安で一杯だったので彼女の存在は本当に助かった。

向かう先は太平洋不知火楽団 大内貴博宅!

石原さんと別れ、無事目的地着。大内君と合流し、彼の家に厄介になる。

・・・・相変わらず凄い部屋だ。壁一面に据え付けられたメタルラックには膨大な量のフィギュアが並び(本人曰く「これで全てだと思って欲しくない」)、壁にはウルトラ怪獣のソフビ人形が吊り下げられている。各種様々な彼の愛好の品達が、秩序と適度な混沌を伴って部屋に収まっている。

そんな部屋から東のタカヒロと西のタカヒロでstickam配信。夜中にも関わらず二人の知り合いが結構な人数閲覧してくれていたようで、ベースの話やバンドの話から特撮の話、大内君の趣味話と話題は多岐にのぼった。

眠くなったので配信を終了、翌日のラーメン二郎 三田本店へと備える!

4月11日

起床。寝坊、だ。

身づくろいをし、大内君と家を出る。向かうはラーメン二郎 三田本店!

憧れの三田本店を控えるも、寝起きでそんなに量が食えない自分。少しの緊張と不安を抱えたまま電車を乗り継いで、やって来ました三田へ!

慶応義塾大学を尻目にラーメン二郎 三田本店へ並ぶ。「この行列なら一時間かな」と大内君が言っていたのだけれども、本当にそれくらいだった。凄えな。並んでる間にも色々な思いが胸を去来した。憧れの二郎 三田本店だ楽しみだなあ、でも全部食べられなかったらどうしよう、トッピング訊かれてスムーズに応えられるのか俺、等々。実ににわかで小心者な二郎好きなのだった。

で、入店、実食!

・・・・・・・・・・旨い!勿論「憧れ」というフィルターもあるだろう、けれども、これは旨い!野菜も豚も、勿論麺もスープも旨い!ガツガツ食える!昼間なのに!寝起きなのに!流石にちょっと苦しいけれども、ここはもう感動でテンションで!

たべおわったら、ものすごくうんちがしたくなってました。

大内君と別れ(彼との別れが最近どんどん淡白になっている。というのも地元名古屋の友達より下手したら会ってるからだ笑)、電車で赤坂へ。今日の会場は赤坂MOVE。360度をお客さんに囲まれた、いってみればパノラマライブ!こういう「普通じゃない」シチュエーションは実にアガる。ライブハウスにエンターテインメントを求める僕のような人間には大好物だ。

続・我が逃走
こんな感じ。
あらゆる角度から観られる、わけですよ。

共演に同じく名古屋出身、Theキャンプがいたのだけどもこの日のTheキャンプはやばかった。

マーシャルのアンプをなぎ倒し(勿論わざと、ではない。不可抗力)、モニタースピーカーを蹴落とし(これも同じく)、客席に突っ込み、「これだけやったら今日でここに出るのは最後になってしまうかもしれませんが」とブチかます。おいおいこの人達こんなにパンクスだったっけか、と言いたくなるような怒涛の演奏。

続・我が逃走
名古屋が誇るバンドマン兄弟、小林兄弟の次男ヨウヘイ・コバヤシ。
彼もまた長男ケンタロヲさん、そして三男ダニー君(CGS)に負けず劣らずの、狂気!

いやはや、我々もこのシチュエーションを十二分に楽しんだ。機材だけはなぎ倒さないようにしたものの、お客さんをベースで斬ってしまって大変申し訳ない・・・・。

前日右足を骨折した佐藤さんは座っての演奏。陽一郎君からグレッチを借りて弾いていたのだけれども、これがまた普段佐藤さんが使っているギブソン社のフライングVより良い音がするんだ。似合ってたし、これ結構良いんじゃないの?と誰もが思ったはず。

怪我人も機材破損もなく、無事終了。

終演後はTheキャンプカーにて名古屋モドリのTheキャンプ一同と吹原君を見送り、メンバー内々で中華料理屋にて食事。

この2日間で個人的に何が一番の収穫だったかというと、これはもうぶっちゃけ深谷陽一郎君と距離が滅茶苦茶縮まったって事かもしれない。うん。

今まで陽一郎君、色々な場所で演奏しているし僕より絶対色々音楽知ってるし演奏も巧いので(「はっちゃん!はっちゃんに足りないのは我慢だよ!」と色々教えて貰ったぜ、実際)情けない話、心のどこかで若干気後れがあったのだけど彼もそれを悟ってか悟らずか色々と話してくれたり一緒にはしゃいでくれたりで凄く嬉しかった。僕は一緒に演奏する上でコミュニケーションを大事にしたい人なのだけれども、彼も一緒にスタジオに入る前からそれを重視しているのがわかっていたし、多分そういうの大事にする人なんだろうなと思ってはいたけれど、バンドマンとして以前に人間として仲良くなれたような気がしている。

横浜の彼の家が近づくにつれて、凄く寂しくなったもの。お互い名残惜しい様子だったけれど、どうせすぐにまた会う事になるだろう。そんな予感があったので比較的淡白にお別れ。

漢っていうのはそういうもんだ。また会えるってビジョンがあれば、また会える。

続・我が逃走
佐藤さんをおぶって息も絶え絶えな陽一郎君。
二日間、本当に有難う!

いやあ楽しい三日間だったなあ!

関わってくれた全ての皆さんに、有難う!

コメント

  1. fky より:

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    はっちゃん。はっちゃん好き過ぎるわ。
    ありがと。