大いにアウトプットした週末だった。
土曜も日曜も、それこそ金曜の夜から目まぐるしく動き回ったけれどもどれも大いに楽しんだ。同じくらい悔しい思いもしたので大変実りが多い週末だったといえるだろう。さて、書くよ。
土曜は四日市ドレミファといろはにて鈴木実貴子ズのレコ発企画四日市編に白線の内側で出演。
前夜は夜遅くまで鈴木実貴子ズと練習→赤井さんと稽古と練習の梯子をしていたので疲れが残っている、かと思いきや昼頃までしっかり寝たので舟橋バリバリ回復。四日市は遠いようで近い。リハーサルの関係で鈴木実貴子ズと一緒に動く事になっていたので二人が自宅前まで車で迎えに来てくれた。滅茶苦茶に、それこそ汚い物言いを遠慮容赦なくするのであれば糞暑かったので大変助かった。和やかに談笑して四日市へ。あっという間に着いた。近いぞ四日市。
ドレミファといろはでの表現は大いに緊張感を伴う。いや、いつもから緊張しているのだけれども、あそこでの緊張感というのはまた特別なものだ。それはひとえに店長である橋本ゴウ氏に起因する。愛すべき橋本店長、遠慮容赦なく「今日は良くなかったネ」とか「もっと歌心をナ」と愛情溢れるコメントを下さるので(それがきっかけで仲良くなれた。今現在の僕がぎゃふんと言わせたい一人。愛すべき先輩である)それで緊張する。あの人、演劇だろうが演奏だろうがこちらが気付いているけど言語化出来ていない自分の中の反省点、とか弱みみたいな部分を当事者より先に見抜いて言語化してくるもんな。怖い怖い。
というわけで振り返ればドレミファといろはで演奏をしたのって随分と前の事になるのだけれども、その時ゴウさんに言われた「歌心」という部分を自分の中で考えて「絶対に歌(白線の内側の場合はかしやま君の言葉)の邪魔だけはしまい」と心に決めて演奏に臨んだのであった。というか、やっぱりぎゃふんと言わせたいじゃない橋本店長を、さ!
リハーサルの時から結構そこはシビアにやったので演奏本番もそこは大丈夫だったと思うのだけど、ドラムの金森君は結構苦労している様子だった。ドラムの音量やアタック感に気を配りながらの演奏、という事で苦心している気配が見えたのだった。
いや、しかし結果的には悔しい演奏だったなあ。勿論ライブ毎にアベレージは上がっているし今回も決して酷い演奏はしていないつもりなのだけれども、単純にバンドとしての筋力不足を感じる瞬間が結構あって。練習で培われる部分もあるけれども時間とともに鍛わる部分もあるのは否定しきれないからこそ、今は耐えて耐えて演奏を重ねて切磋琢磨していくべき時なのだけれども、それでもやっぱり悔しいもんは悔しいよ。いや正直滅茶苦茶悔しい。今まで何度も音楽が、表現が時間と場所を切り開いていく瞬間を見てきた(し、何なら自分達がそうしてきた瞬間もあったと思う)だけに自分も、という気概はあるのだが、その気概こそが邪魔をする瞬間もあるのだなあ。難しくて面白いもんだなあ。ライブっていうのは。
いや何でこんなに悔しいかっていうと鈴木実貴子ズが大変良いライブをしていたからなんですよ。いやあの人達僕が観る時は100パーセント良い演奏しているんだけど。ぎゃふんと言わせてやるという気持ちで臨むじゃないですか、そういう人達のレコ発企画に出る時って。やっぱりそういう気概でいかなきゃいけないなと思うのだけれども。爽快にギャフンと言わされてやっぱり悔しい。
しかし俺は嬉しい。自分の中の悔しさという感情を知覚出来て大変に嬉しい。悔しさというのは反骨心があるから生まれるのである。まだまだ何かを成そうと俺の野心は燃えているし自分達の可能性を信じているってこった!
鈴木実貴子ズとは今月末、一緒に大阪遠征をする。さあ、挑みかかろうじゃあないか。
そしてそして、僕はこの日鈴木実貴子ズと完膚無きまでに楽しい演奏も一緒にしたのであった。
レコーディングに参加させて貰ったので何かしら一緒にやれたら素敵だな、とは思っていたのだけれどもこの四日市場所が決まってすぐに何かやろうと声をかけて貰ったのであった。そんな面白そうなのやるに決まってるじゃん。何度目かの二人との演奏、今回は前夜からしっかりとスタジオに入っていたので何の不安もなく演奏に臨めた。『アンダーグラウンドで待ってる』と『都心環状線』の2曲を演奏したのだけれども『都心環状線』はアルバムのレコーディングエンジニアであり演奏も参加しているゴウさんも鍵盤で参加。舟橋的にも大いに楽しい演奏となった。
一音一音、しっかりと念を込めて「One shot,One kill」を心掛けたものだ。ゴウさんから教わった歌心も大いに意識しつつ。大変に有機的な思いをした。
悔しい思いと良い思いを同時に味わって、とりあえず緊張しっぱなしだったので演奏後はアルコールで感覚の弛緩を試みる。
弛緩し過ぎて泥酔する。
帰りも鈴木さん達に送って貰いました、ええ、家の前まで!本当にごめん、有難う。
次は、もっとやるよ。
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