何だかんだで、毎日結構音楽の事、演奏の事を考えている。
明らかに一頃より音楽の事が好きだ。街中で雑踏に耳をすませると大変楽しい事に気がついた。旋律やリズムだけではない、距離感と時間を感じさせる音に満ち溢れている。
あれはひと月程前の事だっただろうか。地下鉄の最終電車に乗っている時にガタンゴトンという列車の走行音、タイヤがレールを擦る音が実に耳に心地良い事に気が付いたのだった。それ以来、自覚的に音楽が好きである。
今日は仕事後(これは完全に余談だけれども、僕にとって最もカフェインが有効なのは勤務中である。カップコーヒー一杯で随分とハイになる。多分にプラシーボ効果もあるだろうけれど)、鈴木実貴子ズの練習だった。
折角お風呂で交代浴(熱湯→水風呂→熱湯→水風呂→以下略。これを憶えてから風呂が楽しくなった)をしてからスタジオに行ったのに着て行ったTシャツがどうにも部屋干し臭くって、その臭いが幾分か気になって最初は演奏に集中出来なかったものの、結果的に有意義な練習時間を過ごす事が出来た。
勝手に、だが寒い季節が似合う音楽だと思う。
帰宅途中のコンビニで見かけた油そばがどうにも気になって夕食後だというのにお茶割と一緒に購入してしまった。
早速自宅で食らってみたけれどもどうも「これじゃない」感が拭い去れない味だった。刻みニンニクを入れてみたところでそれは変わらず。結果的に深夜に炭水化物を摂取しただけである。太るぞ太るぞ。
罪滅ぼしのように研究へ。動画投稿サイトにて所謂「Ambient bass」と海の向こうの同業者達が表現するサウンドの研究。
半ばドローン音のような役割を果たしつつ、例えるなら水に絵の具を溶かしてそれが広がっていくような、そんなベースギターのサウンドである。
コンプレッサー(ボリュームペダルに出音がひっかかりやすくするための)→ボリュームペダル(バイオリン奏法のための)→アナログディレイ(音に柔らかさと広がりを持たせるために)→デジタルディレイ(フィードバックを上げ目にしてさらに拡張する)→リバーブ(音源の距離感と質感の調整)で今日のところは満足いく音を出す事が出来た。
トライアンドエラー、トライアンドエラー。
何かの研究というのは面白いものだ。
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