今年もやったよ、犬丸ラーメン

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12月4日、今池HUCK FINN FACTORY跡地にて犬丸ラーメンのパフォーマンス。
写真は今回から新たに持ち込み機材として登場した『カウンター』。
3月のIMAIKE GO NOW以来の犬丸ラーメンだったわけだけれども、果たして今回も大いに楽しんだ。毎回思うけど、一番楽しいのは僕な気がしている。ただ天候の影響か、はたまた日曜の夜という事も影響しているのか過去公演と比べて来場者数が若干小盛だったのは悔しかった。
実際のところ、犬丸ラーメンでのパフォーマンスって良い感じに僕の大丸ロスを埋め合わせるような、そんな役割を果たしてくれていて。
今回も印象深い瞬間は何度かあったけれども特に自分の内側に訪れた二つのピークは忘れ難い。
パフォーマンスをする上で「時間を行き来する」というテーマを自分に設けていたのだけれども(大橋さんは僕が通い始めた頃と閉店直前で比べても明らかに言動が変わっていた。なのでその変遷を一瞬で行ったり来たりしてみた)「本当はもっとやりたかったんだけどねェ」と閉店直前のあの夜、大橋さんがポツリと漏らしたあの言葉をそのまま僕が漏らした刹那、カウンターでラーメンを啜ってらっしゃった僕よりも大丸歴が長かったであろう先達が「ウンウン」と頷かれた。
その頷き二回に沢山の思いが込められているような気がして、そしてそれがどんなものなのか瞬間的にわかってしまったような気がして、そしてそれに勝手に共感してあの夜達を思い出して、一瞬で涙腺が開いた。
大橋さんの物真似をしてお客さんとやりとりしている時よりも、僕が黙ってふと、カウンターに咀嚼音と麺を啜る音しか響かない、そんな瞬間の方が時間と空間があの日(=いつか)の大丸に戻ったような、深夜の今池のあの場所あの空間の空気が立ち上がってくるような、そんな風に思った。そんな瞬間亜gあ確かにあった。
これらの瞬間、あの実感があるから僕は大丸抜きの夜を過ごす事が出来る気がする。

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そして終盤に駆け付けてくれたお三方。
CLUB ROCK’N’ROLL 井藤さんはその昔大丸に行った際に「二度と食うか」と思った程マズいと思ったらしいんだけれども、今回食べて満更でもない顔をされていたので本家に変わってかたき討ちを行ったような、勝手にそんな気持ちになっている。
篠田君は一口食った瞬間に「これはやべえなあ」と『あの頃』に戻ったようでいや、やっぱり一緒に通っていた人にそうやって言われると嬉しいもんだよね。俺は調理してないけど。

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