もう樫山君もライブのMCで発言してしまっているので明記してしまっても構わないであろう。
白線の内側は2019年『へいせい』以来、実に4年ぶりになるであろう次回作に向かって制作作業中である。
収録曲については順調に出揃い、なんなら人前で演奏するに足りるだけのアレンジも終わりあとは各パートを各々練って擦り合わせていく段階まできているのだが、作品の一本筋を通す為の作業に今現在向き合っているところ。
この日はボーカル(と書くと一般的なイメージのボーカルとは違うのではないか、という違和感がある。では何と表現すべきだろう)抜きの演奏をスタジオで一発録音。
楽器の編成も曲によって変わったりするので何だかんだ3時間近くかかったけれども、いざ終えてみると自分達は思ったよりも出来るじゃないかという気持ちになる。
想像以上に作業がスムーズに進むのは気持ちが良いものだ。
ベースパートに関しては最近マイブームのEQD Monarchをかけっぱなしでちょっとブリッとしたレンジ感を強調する音作りを意識した。
音を作って音量調節をしていると樫山君から「何か、音変わりましたか」と声をかけられる。
樫山君は自分自身では「僕はわかりませんよそういうの」とか謙遜するけれども耳が良い。
まあ確かに明瞭な変化は遂げたとは思うけれども、違いを比べてみたわけじゃなし、しかも楽器のアンサンブルという部分で関わるわけでもないパートの彼からそういう発言があったのは新鮮な気持ちになった。
これは余談だが、少し前樫山君はYoutubeでエフェクターの試奏動画を視聴するのがマイブームだったそうだ。
突然シューゲイザーっぽい音をギターで披露してくれたりも、した。
この日は仕事でもここ最近向き合っていた案件が無事に一段落したので大変ニコニコと1日を終えられる日となった。
やっぱり全ては繋がっている。
なんちゃって。