家族でちょっとした遠出を楽しんだ。

可能な限り丁寧に日々の記録を積み上げていき、それが膨大な量になった頃にはきっとただの記録ではなくなっているだろうと予想(期待?)しながらこの日記というか日々の記録を、書きつけている。

妻がネイル(ここ最近、妻は自分のモチベーションを上げるためにネイリストさんのところに定期的に通っている。楽しそうで正直、ちょっと羨ましい)に行っている間、娘と自宅でゆっくりして過ごす。
娘も自分のやりたい事、したい事が割と明確なので家で過ごす事に不満を漏らすまでは本当に楽しそうに家で過ごしている。最近は絵を描くのが楽しいようで、先日の工作教室といい手を動かして何かを表現する事に関心が高いというのは父親としても嬉しいところ。
「才能を活かして仕事に」等と大仰な事を考えているわけではないが、人自己表現出来る方法が何かあった方が娘の人生もきっと満ち足りたものになるだろうと考えている故。

妻が帰宅し、そのまま車に娘と乗り込んで一路、岐阜県瑞穂市へ。
高校演劇の地区大会を観に行きたい妻に遠出したい僕と娘が乗っかった形だ。
上演時間中は近くの図書館に歩いて行き、2人でDVDコーナーでディズニーの短編集を観て過ごした。
普段行かない地の図書館というのはそれだけで楽しい。娘と同伴なので書架を隅々まで、というわけにも行かなかったが雰囲気は十分に味わえた。

観劇を終えた妻と再度、合流。
モレラ岐阜というこの地方最大級のショッピングモールに買い物と夕食をとりに行く事にした。
兎に角、途方もなく巨大なショッピングモールらしくそれだけで僕はワクワクしてしまう。ショッピングモールが好きだ、と気付いたのはここ数年の事。娘が生まれてからの事だ。

岐阜で大学時代を過ごした妻は「ここまで車で来るようになったか」と感慨深げである。助手席から外を眺めていると雲間から光が差し込んで幻想的な風景となっているのが見えた。


スマートホンのせいではない、僕のセンスのなさがこの素晴らしい光景を活かす事が出来なかったのだ。

到着したモレラ岐阜は想像していた倍以上のスケール感であった。横長に巨大な施設。映画館に加えてショッピングモールに入っているであろうテナントは大体入っている。レストラン街もまさかの100円回転寿司まで入っている。ショッピングモールに入っているのはなかなかお目にかかれないぞ。
結局、フードコートで家系ラーメンを食べた。
食べながら、この後映画館で娘も楽しめるようなアニメ映画を観て帰るか、と話す。ディズニーの新作と『クレヨンしんちゃん』の2択で娘は後者を選んだ。

食後にぶらつくとあっという間に上映時間になった。
ポップコーンやジュースを買い込んで席につく。時間的にはレイトショーに片足突っ込んでいる時間なだけあって『クレヨンしんちゃん』、割と空いていた。
映画館で『クレヨンしんちゃん』を観るのは子どもの頃に父に連れられて映画館に観に行ったのが最後だ。確か『ブリブリ王国の秘宝』だったか。
いつか娘もこの日を思い出すのだろうか。
終演すると外は真っ暗になっていた。
後部座席で眠る娘を時折振り返りつつ、映画の感想を妻と話したりしながら自宅へ戻った。
良い家族の休日じゃあないか。