起床すると9時頃。休日はどうしても寝過ぎてしまう。
空模様を見ると曇り空かな、という感じがしたのでひとまずどうにでもなる(どうにでもなる、のだろうか)バスタオルを優先的に洗濯機に叩き込んで、洗濯。
そうしているうちに妻と娘も起床してきたので簡単な朝食をとりながら『プロフェッショナル 仕事の流儀』の宮崎駿監督スペシャルを視聴。思っていた何倍も宮崎さんから高畑さんへの感情に満ち溢れた特集だった。スタジオジブリのドキュメンタリーとか特集はついつい観てしまう。宮崎監督、高畑監督、鈴木プロデューサーの3人の矜持が感じられるから、というと浅い言葉になりそうだけれども、結局作り手としての在り方に感銘を受けているんだと思う。
それにしても今回の宮崎駿監督特集は宮崎監督の狂気めいた狂おしい瞬間も観られて、何だか大変に背筋が伸びた。
涙腺を開きながら「凄いなあ凄いねえ」と妻と話していると(ところどころアニメーションが映ると楽しそうに観てはいたものの、娘は若干退屈そうであった)気がつけば空はすっかり晴れ模様で太陽さえ顔を見せているのだった。こんなんだったら洗濯物、バスタオルに限らず全部干す事が出来たよな、と思っていると妻が「コインランドリーを使えば良い」と悪魔の囁き。
イオンに行きたいと妻が言うので行きがけに近所のコインランドリーに残りの洗濯物を放り込んでおいた。
イオンで買い物を済ませ(妻が求めていたものはなかったようだが、家族でぶらりとイオンに行くのは休日の過ごし方としては大変好ましく感じる)、洗濯物を回収して帰宅。
吹上ホールで開催されているカーディーラー主催の催しが、子ども達も楽しめそうな内容だというので3人でテクテク出掛けて行った。
入場無料で屋台車等も来ており、想像していたよりも盛況だった。ステージが組まれて子ども達中心のダンスチームがダンスを披露していた。我々の目当てはアルコールインクアートのワークショップ。
ペン補充用のインクを紙に垂らし、そこに無水エタノールを加えてインクが滲んだところにブロワー(カメラの埃をとるようなシュッシュと空気を送るアレである)で空気を吹きかけて滲んだり重なったり、その風合いが美しい作品を作る事が出来る。
娘は結構こういう参加型のワークショップが好きで、特に創作系は楽しんで手を動かしている。娘の頭の中はこういう感じなのかな?と思いたくなるような優しい色合いの素敵な作品が出来上がった。
どんどん手を動かして好奇心の扉をガンガン開いていって欲しい。
終わりがけに行ったので混み合っておらず、良いタイミングで足を運べたと思う。
その後、鶴舞公園の方まで散歩がてら行ってみるかとテクテク歩いていく。夕方になって冷え込んできたので僕は一度上着を替えに帰宅。ついでに妻と娘のマフラーを用意して後を追いかけるも、結局合流出来たのは鶴舞公園に入ってからだった。
この日の鶴舞公園はイベントか何かやっていたのか、いたるところにコスプレイヤーだらけ。大変に賑やかだった。
そのまま鶴舞公園の近くの串カツの田中で夕食。妻曰く、串カツの田中は子ども連れにも大変人気であるとの事だったが成程、子ども連れの特典が充実しているしお店の雰囲気も明るい。あれは子ども連れには重宝されるだろう。
冷やしピーマンについてきた土手味噌とマヨネーズを混ぜたものが気に入ったのか、娘がピーマンのみならずキャベツにもそいつをつけてバリバリやっていた。あんなに野菜食べるんだな、ほとんど野菜ばかり食べていたんじゃないかというくらいだった。
腹ごなしに歩いて帰宅。
家族でのんびり過ごした良い休日だった。