娘のお誕生日会、そして待望の次女、舟橋美玲 爆誕!!

時は24日に遡る。
この日はかねてから妻の第二子出産のための入院日となっていたので、朝から長女を妻の実家に預けて(いつも助けて頂いて本当に感謝、感謝…!!)、午前8時20分、二人で病院入り。連休明けにも関わらず快く休暇申請を通して下さった職場に感謝。
そのまま出産も可能な部屋に入院し、陣痛促進剤の点滴と無痛分娩を予定していたので痛みがひどくなってきたタイミングで麻酔を点滴して貰う。しかし結果的に、この日は子宮口こそ拡大するも、促進剤の点滴を止めると陣痛も収まってくるという事で「今日じゃないかなー、まだかもなー」という話になり、万が一の事があった時は夜中に叩き起こして貰う約束をして僕は一時、娘と帰宅。21時過ぎだったかな、結局12時間、妻が頑張ってくれたのだがタイミングが違ったようなのであった。

25日、娘と2人で起床。いつもは妻と3人でドタバタと朝の支度をするのだが、妻は引き続き入院中。職場から電話で「今週は舟橋君が全日出られなくても大丈夫なように人員を組んであるので大丈夫」と有難い言葉。
さてこの日は、娘の保育園で9月生まれの人のお誕生日会、開催日。9月29日生まれの娘はバッキバキの主役級である。年長組に限っては保護者もお給食を一緒に食べられるという超・好待遇!故に僕も参加を予定していた。事前に妻と「もし日程的に第二子の出産と被ったらその場合はお誕生日会を優先する」旨が決まっていたので、焦らず迷わず娘を保育園に送り届ける。
お誕生日会の集合時間まで少し間があったので、妻のモバイルバッテリーを充電して病院へ届ける。妻の様子は昨夜と動きなし。この後の診察でこの日、どのように出産に向けて動いていくか決まるとの事だったので、少し病院で妻に付き添う。
僕は何かとタイミングが悪いので、ひょっとしたらお誕生日会に出ている間に産まれるかもね、だなんて笑いあいながら病院を後にする。

お誕生日会は娘が親子競技で本気になり過ぎて泣いてしまう想定外の出来事が起きつつも、つつがなく進行。普段娘が保育園でどんな様子で過ごしているのか片鱗も見る事が出来たし、ママ友さん達とも情報交換出来て非常に有益な時間を過ごしたのであった。
お誕生日会の後、お誕生月の子ども+保護者の合計8名4組で給食を囲んだ。メニューは白米、野菜の和え物、唐揚げ、デザートに梨。特に唐揚げは旨かった。成程、娘が『人気メニュー』だというのにも納得が出来る。


それにしても僕、太ったな。顔なんて真ん丸じゃあないか。
娘は自宅では割と食が細いというか、圧倒的に肉より魚、野菜派だったので唐揚げをお替りまでして食べるその様子に舟橋、衝撃。唐揚げは僕も作って娘に提供した事があるけれども、その時とは食べっぷりが明らかに違うぞ。そりゃあプロの調理師さんが調理してらっしゃるのだから当然、保育園の唐揚げが旨いのは理解出来るのだが…!
娘に訊くと「味が濃い」「あと熱くない」。
2点とも参考になる感想だった。拙宅の唐揚げにも取り入れていこうと思う。そんなに頻繁に作るわけでもないけれど。

長女を舟橋家(実家)に預けて、再び単身病院へ。
陣痛促進剤と緩めの麻酔を点滴しているところだったのだが、妻の様子は然程変わらず。
「今日産まれてくるかなぁ、どうかなぁ」と心配そうな様子の妻。
子宮口は6センチ程。けれどもお腹の張り具合はグッと張っている様子だ、との事。妻の胎内で、どうも赤ちゃんは引っかかっているというか、出てきづらい体勢でいるようなのだった。「おーい出ておいでぇ」と呼びかけるもそれで産まれてくるのならこんなに簡単な事はないのであった。

事態が動き始めたのは15時半過ぎ。先生の診察中(診察中は部屋の外で待つのが常なので伝え聞きであるが)に破水したとの事で、これで状況が動き始める可能性があるとの事。麻酔を強くし過ぎるとお産が進まなくなる可能性があるとの事で昨日よりも緩めの麻酔。妻は定期的に訪れる痛みに「フーッ フーッ」と息を吐いて耐えながら状況が動くのを待つ。
あまりにも痛そうだったのでナースコールで麻酔を強くして貰えないか相談させて頂き、今後はどういう展開になってくるのかを助産師さんに尋ねた。
「子宮口は割と開いているので、赤ちゃんがこう、下の方に動いてくれるとお産も一気に進むと思うんですけどね」と話を聞いていると妻が「来た!来た!動いた!」と。赤ちゃんが胎内で動いたのだった。
ここから僕も軽い興奮状態だったので時間の感覚が不鮮明だけれども、兎に角まだいきむ状態ではないという事で妻の子宮口を手の平でグッと押し返したり(そうすると母胎への負担が減るとの事)、妻の手を握ったり、助産師さん達が慌ただしく動き回って準備するのを横目で見(助産師さんが所謂手術着みたいな本気の格好になったので「うわ、これもうすぐ生まれる奴だ!」と実感した)たりしながら兎に角妻の手を握った。
握り返す妻の手の力が凄く、強い。それだけ痛みに耐えているのだ。妻は「痛い痛い、フーッ!」と口にするものの叫ぶ事もなく(振り返ると前回もそうであった。もっと絶叫するものだと思っていたが、妻はひょっとしたら痛みに強いのかもしれない)、いきむ際は今回も「上手い上手い!素晴らしいですね!」と褒められていた。(今回もだ!)と思ったのは長女の出産の時に「上手いですね!え、初めてですよね!?」と言われている妻を見ていたからだ。


そして2024年9月25日、16時57分、次女、無事に爆誕。
名前は舟橋美玲(みれい)とした。亡くなった母と、心優しい義母から一文字ずつ漢字を貰ったのである。
母子ともに健康。妻よ、本当にありがとう。最高!


産まれてすぐ、2枚写真を撮って(ちょっと生々しい写真なのでアップは差し控えさせて頂きます)すぐに廊下待機。
元気な鳴き声を聞いた瞬間に涙腺崩壊。号泣しながら父に電話して(母にも直接伝えたかったな、と思った)義母に電話して義姉(妻の双子の姉)に電話して、終業時間が近い事に気がついて明日の出勤について伝えるために職場に電話して、義父に電話して妻のおばあちゃんに電話して、とやってるうちに気持ちが少しずつ落ち着いてきた。嗚咽を漏らす程に感動して泣いてしまうとは思いもしなかった。いやあ、何だか滅茶苦茶感動したんだよね。妻が必死に頑張ってくれた事、娘が全力でこの世に産まれ出でた事、そして元気な泣き声に、滅茶苦茶可愛いそのお顔。
新しい命の誕生は、奇跡だ。妻と娘が起こした奇跡だ。2人に、感謝!

娘(次女)よ、これからよろしくどうぞ。父は、君に出来る事は全部やっていく所存だ。
そして娘(長女)よ、案ずるなかれ。赤ちゃんが我が家にやってきても父は君にデレデレだ。
最高の妻は、帰宅したら大いにもてなそうと思う。産褥期、兎に角回復に費やして頂きたい。
愉快な舟橋家のメンバーが一人増えたぞ!