勤務先の慰安旅行で静岡に行った日記

勤務先の慰安旅行に出掛けてきた。
こう書くと大所帯のバスツアーを連想されるかもしれないが、6名で自家用車に乗り合わせての日帰り旅行である。
しかしながら大変楽しかったので写真とともに備忘録を書く。

朝8時に職場の最寄り駅に集合して向かった先は静岡県。
慰安旅行の行く先に色々案はあれど「(世界のTAMIYAもあるし、あれこれ見たいところもあるし)静岡なんてどうでしょうか」と半分以上趣味で提案したところまさかの案が通ってしまい、静岡であれこれ楽しむ事になった。
事前に色々調べて予約等して行ったのだけれども、静岡は色々遊び所もあるし結果的に日帰り旅行で行くにはうってつけなのであった。


朝8時に出発したのは10時半より予約していたクラフト体験に間に合わせる為、である。
匠宿という静岡の様々な伝統工芸に挑戦出来る伝統工芸体験施設にて、竹細工にて作る小物入れの製作体験を予約していたのであった。
体験所要時間30分、と予め聞いていたのだが「本当に30分でこんなのが作れるのだろうか…」と言いたくなる程の小物入れが、何と本当に30分丁度で作れてしまったのであった。竹を加工した素材が整えられていたので部品同士を差し込んで木工用ボンドで固定する、だけなのだけれどもこれがやっぱり手を動かすとなると楽しい。
皆で集中しつつ冗談言いつつ、楽しく製作した。


匠宿にはタミヤ模型が提供している製作体験もあり、ティラノサウルスやトリケラトプスのプラモデルを作る事が出来る。
当然、舟橋はこれをやりたいと上司や同僚に掛け合った。しかしながらやっぱり2時間もかかる体験はな、という事で断念。
「舟橋君、自宅にて挑戦すれば良いじゃん」
「仰る通りであります」
気の利いたプラモデルでも売ってれば戦車模型にハマッている同僚(この日は所用にて不在)に土産として買っていこうと思いチラ見したのだが、何とジオラマが幾つも展示されており思わず写真を撮った。
流石静岡!


昼食は静岡名物のとろろ汁を食らう。
東海道五十三次の浮世絵にもとろろ汁の店が描かれている程有名らしく、実際に近場に浮世絵に描かれているそのものズバリのお店もあったのだけれども生憎予約が一杯で別の名店へ。
いやーとろろ汁、初めて食べたけれども美味いもんだなこりゃ。これまで食べたとろろ芋ってすりおろして食べたとしても醤油を垂らして食べてきたけれども、とろろ汁は出汁で伸ばしてあるんだね。麦飯にぶっかけて啜り込むのだがこれがすすむすすむ。
同僚達があまり食べなかった分僕に回ってきたのだけれども、何だかんだで茶碗5杯分は食べてしまった。
「舟橋君は若いんだから食べるよね」
「あー皆さん食べないんで?へぇ、じゃあ頂戴しやす」


食後は(僕的に)メインイベントのプラモデルを模した郵便ポストを見に静岡市役所前まで行った。
静岡はプラモニュメントといって『模型の世界首都・静岡』を世界に広める為にプラモデルを模したモニュメントを街中に幾つも設置している。その中の1つである。
職業柄、これは絶対に観たいと思っていた。普通に機能している郵便ポストで実際に見物している間にも投函される方がいらっしゃったりして「うわあ羨ましいなあ」と思った。
最高に格好良いじゃんねこれね。この日最も興奮した瞬間だったかもしれない。
その後は写真がないのだけれども廃校を利用した博物館『ふじのくに地球環境史ミュージアム』を見学。
静岡の環境や生態系の先を見据えた展示に丁寧な解説、行き届いたホスピタリティ。
学芸員の皆さんが各部屋(=元教室)毎にいらっしゃってわかりやすい解説をして下さるのだけれども、皆さんボランティアと聞いて驚愕。滅茶苦茶知識の幅広かったし説明もわかりやすかったぞ。
展示の中で蝶々の標本が展示してあり、傍らに中学校の教科書が並べられておりヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』が紹介されていた。エーミールという非の打ちどころがないけれども正直滅茶苦茶嫌な事いう奴の蝶々の標本を忍び込んで壊してしまった主人公が懺悔するも「そうかそうか、つまり君はそういう奴なんだな」と言われてグググッとなる話。
妻とたまに「そうかそうか、つまり君はそういう奴なんだな」とか言ってエーミールの口調を真似てふざけたりするのだが、久しぶりに全文読めて嬉しかった。


旅の最後は本家本元、本場の安倍川餅を食べに石部屋へ。
安倍川餅を食べに行ったものの、そっちはお土産にしてここでしか食べられないからみ餅を食べた。
わさび醤油で餅を頂くという、ちょっと想像出来ない味だったのだけれども食べてみて納得。
滅茶苦茶合う。そうかそうかそりゃあそうだよな、よくよく考えれば合わないはずがないではないかとひとりごちながら食べるとあっという間になくなってしまった。

名古屋に戻って駅で解散すると18時。
あっという間の行程だったけれども実に10時間の長旅だったのであった。
慰安旅行ってなかなか経験がないけれども、普段行かない場所に行ったり初めての経験をする事が出来て大変、良い。
今回の行程はそのまま家族旅行にしても楽しいんじゃなかろうかと思ったので、静岡、また行きたいぜ。