BEHRINGER RV600 REVERB MACHINE


今日は購入以来、滅茶苦茶気に入っているBEHRINGER RV600 REVERB MACHINEについて書いてみる。

元はと言えば高野君(うみのて/ゲスバンド/THEピンクトカレフ)と高円寺の安い割に量は多いし味も良い中華料理屋で飲み食いした際に「あれはいいんだよ」と薦めて貰い、その後京都遠征で出会ったAmia Calvaの野末さんが良い音を出しており足元を見たらまさしくその「良いあれ」が置いてあった事から購入を決意、試奏もせずに「安いし」という理由で購入に踏み切ったわけなのだけれども、これが本当に物凄く良い。安い割に良い、ではなく良いのに安い。購入して以来様々な演奏で使い、オン/オフを繰り返している。で、「良いよ良いよ」とギタリスト、ベーシスト問わず薦めまくっている。
さあ、今夜もベースギターを繋いでスイッチオン。

このRV600、今調べてみた知ったんだけどLINE6の怪獣みたいな名前のコンパクトリバーブのコピーなんですね。価格は比べ物にならないけれど。
コントロールは原音とエフェクト音のバランスを決めるMIX(左に回しきると原音のみ、右に回しきるとエフェクト音のみ。ここが愛好家達のポイントで、リバーブ音だけを出力出来るリバーブって意外とないそうな)、リバーブ音の減衰具合を調節するDECAY(左に回しきると結構すぐに減衰、右に回しきるとどこまで続くのってくらい減衰しない)、リバーブがかかりはじめる時間を調節するTIME(左に回しきると入力があってすぐにかかるし、右に回しきると少し遅れてかかり始める。ちなみにモードによってはここをグリグリすると発振ノイズを楽しめる)、リバーブ音のトーンコントロールであるTONE(左に回せば回す程ダークなトーンになり、右に回していくと高域が増えて攻撃的な音になってくる)、そしてエフェクトをオフにした時にリバーブ音を残すか、リバーブ音もバッサリとオフにするかを決めるTRAILSスイッチ(ここが意外と曲者で、これをオンにしておくとバイパス時にもMIXコントロールが効いてしまう。つまりリバーブ音だけを出力したい場合にはTRAILはオフにしておかないとバイパス時にも音が出ない)、11種類のモードが選べるMODE(各モードもスプリングリバーブのビチャビチャ感をしっかりと楽しませてくれるSPRING、なんちゃってオルガンサウンドが楽しめるSPACEと遊び心がありながら各モードが全てきちんと”らしさ”を出している)、と5コントロール+1スイッチ。
この設定の細かさが痒い所に手が届くというか、リバーブで出したい音、施したい演出が明確に見えている演奏者にはこんなに美味しいブツはなかなかないのではないかと思わされる由縁。漠然と「リリリリバーブを試したいんだな」と直感的に使おうとしてもわかりやすいので困る事はないです。
僕は普段は洞窟をイメージしたCAVEモードでMIXを時計でいう11時~1時くらいの間で調節して使っている。
操作性としてはエフェクトのオン/オフのタイミングがちょっとだけ変わっていて、踏み込んだ瞬間ではなく足を離した瞬間にエフェクトがオン/オフになる仕様。踏んでおいて足を離してオン/オフするっていう感覚。

僕が現時点でリバーブペダルに求める事は十二分に応えてくれます。尤も、僕もそんなに数多くのリバーブを試したわけではないのでひょっとしたら物凄くリバーブにこだわる人だったら「いや、まだまだ」ってなっちゃうかもしれないけれども、バンドアンサンブルに於いてこだわった部分が効果的に反映されるコントロールの幅は十二分にあると思う。僕は毎回「大体この辺りが好みだな」っていう設定で気持ちが入った瞬間に踏むようにしています。
ちょっと色気が出るというか、空間を表現出来るのでついつい踏んじゃう。
青色のボディに青色のLEDってのも雰囲気が出ていて良い。

まだお試しでない方、是非お試しあれ。安いし。

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