BEHRINGER SM200  SLOW MOTIONをベースで使ってみる。

今日も今日とてBEHRINGERのエフェクターの感想を書いておく。
何だか妙に好きなんだよねBEHRINGER。最近でこそこの辺りの所謂「安エフェクター」って品質が上がってきたりとか安っぽさがなくなってきたりとかしてると思うのだけど、そういうブランドよりも先陣きって安エフェクターブランドとして市場に殴り込みをかけた(その結果訴訟を起こされたりしちゃった。やっぱりコピー物はいかんのでござるよ)BEHRINGERのその姿勢は妙に印象に残っている。
「え、BEHRINGERでしょ?」と半笑いにしちゃう感じはあってもさ、やっぱり高いものが良いっていうのは音作りの観点に於いては必ずしも当てはまるってわけでもないんだからこういうブリスターパックで吊るし売りされちゃってたような(最近は立派な箱入りらしよBEHRINGER!信じられないぜ!)機材も面白半分で試してみて良いものはガンガン使っていけば良いと思うんだよね個人的にはね。
面白半分こそ、何かを続けていけばいく程に失われていく良い姿勢なんじゃないのか、と最近は考えている。

はい、ちょっぴり真面目な話おしまい。
早速だけども今日はBEHRINGERのSM200 “SLOW MOTION”を試してみた。


いつ頃手に入れたのかは定かじゃないけれども、ベースを弾く友人がポンッとくれたのがこれだった。ちなみに何故友人がこれを買ったのかはわからないけれども、確かどっかのwebショップだかでBEHRINGERのコンパクトエフェクターがセール売りされていてその期間中に幾つかまとめ買いしたうちの一つだったとかそんなんじゃなかったか。
まあ、何にしても貰い物、である。
元ネタは有名なB社の、今やプレミアがついていて価格が大層高騰している黒いペダルである。ボリューム奏法が出来るという触れ込みで僕が生まれる前に生産、販売されていたそうだ。元ネタの生産時期は僅か3年半だったとの事だからその売れ行きは推して知るべし。まあ今やウン万円になってるビンテージペダルがコピーモデルとはいえ数千円で同様の機能を持つものが買えるっていうのは、それだけ考えれば良い事のように思えますネ。
コントロールはSENSとATTACK。SENSはボリューム奏法の音の立ち上がり方のコントロール。ATTACKは入力レベルの調節。「これより小さい音は出力しますよ」というメカニズムでボリューム奏法を実現しているようなのでその調節具合。

ボリューム奏法って結構好きでベースギター演奏でも絵具を塗るような演奏を心掛けたい時に用いる事が少なくない。
昔はLine6 DL-4に入ってるボリューム奏法にディレイが足されたようモードを使っていたし、最近はボリュームペダルかベースギター本体のボリュームコントロールを使ってボリューム奏法をやっていたのね。
だからベースギターで行うボリューム奏法の旨味、その片鱗だかは理解しているつもりだしこれ一個でそれなりに出来ちゃうのであればそんなに楽な事はねえや、と思うのだけども。
どうにもいかんです。コントロールの幅が狭過ぎる。どうにも不自然な感じは拭いきれないし、ニュアンスを出しづらいというかやっぱり手元、足元で調節する方が楽なんですよね。ボリュームって。
ネット検索で色々見ていて「前段にバッファやブースターを繋ぐと良い」と元ネタのレビューで書いてあったけれどもそこまでするならボリュームペダル使うよ、って思ってしまう(笑)。
ボリューム奏法ならコイツで!とはならないなあ。

ちなみに元ネタであるペダルと、他メーカーの出したコピーモデルも試したけれども印象としては似たり寄ったり。音の太さと安定感が若干オリジナルモデルが優っていたか、くらいの感じでした。
機械仕掛けでボリューム奏法を、って発想は僕大好きなんだけどね!

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