2010年、JONNYでの東京遠征納め。
手帳の記録、そしてこのブログでの記録を総合して数えると2010年にJONNYとして東京に15回行った。勿論連日滞在した日もあるので往復回数はそれ以下ではあれども、実に月に一度は東京へ行っていた事になる。
色々な事があった。早朝に集合して、メンバーが遅刻、ヒヤヒヤしながらライブハウスに向かったり物凄くお洒落なレストランで、食事中の皆さんを前に演奏したり、クラブという平常ならば足を踏み入れる機会さえないような場所で演奏したり、そして帰りの車中は僕の目の前で繰り広げられた大喧嘩。いちいち思い出を書き連ねてもきりがないけれども、色々な思い出が頭をよぎる。
勿論、回数は結果の一つではあれども自慢にはならない。県外に出れば出る程得られるものもあるだろうけれども、それだけでないのはバンドマンの皆さんは共感して頂けるのではないだろうか。
しかし月に一度以上のペースで360キロの距離を越えて演奏に出かけて行った事、そして行った先々で様々な出会いがあった事は自分自身の自信に繋がり、そして大切な記憶になっている。名古屋で演奏活動を繰り広げていては出会えなかったバンド、友人と出会う事が出来た。
そして、JONNYは東京のホームグラウンドと言ってもいいんじゃないだろうか、そんなライブハウスと出会う事が出来、関係を2010年で深める事が出来たのであった。
そのライブハウスの名を「新宿JAM」という。スピッツからNUMBER GIRL、大槻ケンヂさんまで出演された今年で30周年の歴史を誇る老舗ライブハウスだ。
JAMの店長 石塚さんからお話を頂き、こんな素敵な催しを挙行したのだよ。
出演はオワリカラ /日帰り旅行 /シャビーボーイズ /FAR FRANCE /JONNYの5組。
オワリカラはこの日、別のライブハウスでの出演も控えているというのに出演して下さった。そのバイタリティ、そしてハジメカラあんな凄まじい演奏を披露したオワリカラというバンド、凄まじい。ベース ツダさんが何ていうのかな、あのクリームとか混ぜる電動機械、クリーム混ぜ機でいいのだろうか、あれを使ってベースを弾きだした時は笑ってしまった。ビリー・シーンですか!あの人達、やはり掴み所がない!勿論、褒め言葉です。
日帰り旅行はベース タナリューさんが以前やってらっしゃったバンドと僕が加入以前のJONNYが共演していたそうで、つまりは長いご縁の結果出演が実現したバンド。で、タナリューさん、打ち上げでお話させて頂いたのだけれどもあそこまでベースという楽器に対して共通の認識を抱いてらっしゃる方に出会ったのは、それだけでもう顔がニヤついてしまうような事。唯一違うのは、演奏の、精度・・・・・。
シャビーボーイズ、恐れを知らない22歳達。彼らの演奏って本当に真っ直ぐで誠実で、それが凄い勢いでとんでくるから穴があったら入りたくなってしまう。「空想ワールド」を演奏するシャビーボーイズを観る僕の目って、乙女みたいになってたんじゃないだろうか。帰りは2台の車の間でメンバーを取替えっこしたりした。完全なレクリエーションに付き合ってくれて有難う!
FAR FRANCEはまずは出演有難うよりもライブの感想よりも先にまずこれを言わせてくれ、英君、婚約おめでとう!英君、婚約後初ライブという事で幸せなヴァイヴスが滲み出る演奏。この日のFAR FRANCEは今まで何度か観たFAR FRANCEの中で最もグッとくる演奏。出番直前にも関わらず、フロアで転換のタイミングを迎えたのは久しぶりな気がする。それぐらいノメりこんでいた。
僕達は精一杯演奏したつもりだ。
この2010年で東京で積み重ねてきた様々な時間、そして得てきたものを発散するように、そして各務君のサポート期間が終了するという事で、この日彼にしてみればJONNYで演奏しに来るのは最後の東京。そして企画。お膳立ては整い過ぎる程、整っていた。今年一年で一番良い演奏をしなければ、あそこでやっていなければバンドを続ける価値なんて微塵もない。東京で自主企画をこのタイミングで打つ価値なんて塵や芥に帰してしまう。
・・・結果として演奏後、ダブルアンコールまで頂けたという事は一つの成果として有難く受け取らせて頂きます。
フロアも決してパンパンというわけにはいかなかったどころか、ちょっとまだまだ頑張る必要があるなと思ったのは事実。しかして昨日、2010年の間に新宿JAMで、あの出演陣で企画を挙行する事は時期尚早ではなかったと確信している。来年の活動への礎として、きっとこの日を忘れぬだろう。
そして、明日23日はまごう事なきJONNYでの演奏納め。
こんな企画をやります。
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