K.Dハポンで国際交流

続・我が逃走-CA390419.JPG

画像は共演したValley Lodgeさんと。来日お疲れ様でした。この後のツアー、そして日本を楽しんで下さる事を願っております。

というわけでJONNY非常勤だった。英語を話される方と共演するのは初めてで、英詩の曲をやるバンドに参加する人間にしては滅茶苦茶なブロークン・イングリッシュで話してしまったと思う。つくづく僕という人間は英語が駄目で、ライティングなら高校生レベル相応にはこなせるものの、いざ英語を活用しようとなるとどうしようもない。過去に詰め込んだ英文法はいずこかへと飛び去り、英単語は忘却の彼方へと行ってしまう。顔を真っ赤にしながら日本語発音で必死に滅茶苦茶な英語を話そうとする眼鏡のチビな日本人を、彼らはどう思っただろうか。

反面、海外の方との会話、異文化交流には非常に興味を感じている。積極的に行いたいという気持ちすらある。とかくValley Lodgeの方々は、ライブの様子を観ていても気さくで陽気な人柄だと伺い知れたし、何より「共演した」という事実が僕の気を大きくさせていたのだろう。

「Bass,Epiphone,Jack Casady Bass,you use is very fat,and great tone.Your play is greatfull.(あなたが使っていたエピフォンのジャック・キャサディベースはとても太くて良い音がしていましたね。あなたの演奏は素晴らしかったです、と言いたかった)」
今思うと文法として成立してすらいないのだが、ベーシスト氏は微笑みを浮かべながら礼を言い、僕の演奏を誉めてくれすらした。「Great」という簡潔極まりない英単語が、シチュエーションによってはかくも嬉しいものなのである。音楽は国境を越える、とは使い古された言い回しであるかもしれないけれど、あの賛辞にお互い嘘はなかったように思う。とてつもない励みになった。

「can we meet again?(またお会いできますか?)」
「Yes!(勿論!)」

無様な英語を話す日本人の、感極まったハグは彼の背丈故にかなりの背伸びを必要としたのだけれどそれでもその日本人は大いに気を良くしたのであった。

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