僕の所属するパイプカツトマミヰズ、JONNYとサポートベーシストとして都合の合うタイミングで参加させて頂いているi GOがこの度『OTOTOY』という音楽配信、音楽ニュース発信サイトに掲載されている「名古屋音楽シーン、徹底解剖!」という特集でとりあげられています(長い説明、ご容赦を)。
この特集、個人的にもお世話になっている柴山順次(ONE BY ONE RECORDS/2YOU MAGAZINE)さんが名古屋シーンについて話すインタビュー、名古屋シーン相関図、そして2ヶ月限定でフリーダウンロード出来るコンピ『IN THE CITY THERE IS A NAGOYA MUSIC』と非常に盛り沢山な内容。
コンピには総勢24バンド参加、前述したように活動を共にするバンドが3バンドも収録されておりまして、僕個人としてもこれは単純に、嬉しい。色々な人に聴いて貰いたいなあ。
というわけでコンピのダウンロードはこちらからどうぞ(柴山順次さんによる各バンドに対する解説も掲載されてます)!2012年1月31日までのダウンロードとなるのでお早めにどうぞ!
個人的には「シーン」って言葉は、非常にモヤモヤしたものであってぶっちゃけて言ってしまうと捉えどころがないので意識しないようにしている。そこに所属してる自意識とか、そこでやってくって意識は少なくとも今の僕がフォーカスしたい部分ではないし(名古屋という場所は大好きですし離れる気はないですが)、けれども名古屋でバンド活動を続けてきた、続けていく人間としてこういうコンピに参加出来て、これはもう単純に光栄に思います。
特にさ、パイプカツトマミヰズはこのコンピで初めて耳にする方が多いだろうし、これを機会にこのバンドを多くの人が知ってくれたら嬉しい。格好良いバンドなんだよね。大真面目にふざけてるんだけど。
ちなみにこの音源、レコーディングエンジニアは篠田君(JONNY/Dr.Right)でありまして実にゴッツい音源に仕上がっている(スティックカウントさえ歪んでる!)。当時の編成って失踪してしまったアサイカナコ(Gt)を入れた4人なわけで、今現在のバンドとは編成も曲のアレンジさえも違う。まあearly ver.じゃないけれど、こういう時期もあったんだよってな事で。
JONNYに関しては僕が加入する前の音源なわけで、当然収録曲のベーシストは僕ではありません。けれどもJONNYって佐藤さんと篠田君っていう2人の音楽的要素が投入されているバンドなわけで、そこの軸さえ保てれば僕はとかく音源、という形では今回は自分が弾いてない音源を収録する事に何の抵抗もなかったです。だってライブで結構やってる曲なのに、音源では今手に入らないんだものね。
i GOは記憶も新しい今年の8月に発売された『LOVE&BEER』から。
たまたまなんだけど自分が弾いた音源が収録されていると嬉しいもんだよね、単純に。
パイプカツトマミヰズでのベースサウンドがエゴの塊、レコーディング当時に自分が出したい音を突き詰めた結果なれば、この曲のベースサウンドって完全にi GO側にお任せした結果で、聴き比べると個人的にも感慨深いものがある。昔はそんな事、出来なかったもの!良い感じに曲を支える音になっていて、これもお気に入りです。
さて、このコンピに収録されている24バンドで「名古屋シーン」だなんて言うつもりは勿論キュレーションを担当された柴山社長でさえ毛頭ないだろうし、僕もそう思わない。そもそもシーンとかに無頓着だし。名古屋には他にも面白いバンドがごまんといる事は、それこそ4つのバンドの活動経験を通じて痛い程知っている。「やってやんよ!」と挑みかかって行った結果、手酷くボッコボコにされたバンドもいれば、ガッツリ組み合ってやりあったバンドもいる。名古屋には面白いバンドが沢山いる。
故に「名古屋シーンはこれだ」だなんて言えないし、この24バンドが名古屋のバンドシーン(ああもう本当にこの表現しっくりこねえなあ)の全てだと勘違いしないで頂きたい。柴山社長も言っていたけれども、この相関図もコンピレーションも「柴山順次の眼を通して描いたものであり、柴山順次が責任をとれる範囲でキュレーションした情報」なのだから。良い手引きにはなるかもしれないけれど。一番良いのは、名古屋にフラッときてライブハウスにフラッと行く事なんじゃないかな。なかなか難しいだろうけれど。でも、ツアーバンドばかりのイベントだったらナンだけれども、名古屋のライブハウスの空気感は伝わるんじゃないかしら。
兎に角、名古屋って素敵な街だよ。
名古屋という街も、名古屋で活動するバンドも、僕は大好きだ。
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