俺はビビッてねえ。

ONE BY ONE RECORDSとnodevans Recordsの共同新年会(?)、いえいえ共同企画『back comparison!! vol.3』にJONNYで出演、2011年の演奏初めを行ってきた。

当日早朝未明に名古屋帰還、前夜iGOで演奏した疲労は若干残っていたものの、起床と同時にテンション高め。個人的にはライブが連日続くと身も心も常に臨戦態勢、興奮冷めやらずといった感じで気分が良い。

エフェクトボード片手にベースを背負って今池HUCK FINNに会場入り。

この日はANGRY NERD 先輩、前夜ご一緒したパリスさんに昌吾さん所属のSUPER USA! 、そして東京から参戦のSEVENTEEN AGAiN 、そして思うに名古屋で一番「チャラい」と言われ続けている男 アラジン君所属の水面あがる。 に大丸ラーメンにてメンバー氏と邂逅を遂げたHOT HOT SEX と豪華出演陣。お祭りだ、これは。

そのお祭りっぷりにたがわぬ演奏を各バンドが繰り広げる中、舟橋轟沈。否、轟沈しかけ。

オープン前にJONNY+柴山社長のONE BY ONE陣でHUCK FINN上階のHUCK FINN FACTORYにて嗜んだお酒、僕は何とこともあろうにレッドブルテキーラという「酒強い人間でもトベる」(佐藤メンバー・談)お酒を飲んでしまい、あっという間に前後不覚。すわ大晦日の再来かこれは。とりあえず可能な限り嘔吐。嘔吐に次ぐ嘔吐。

で、転換中に嘔吐しにFACTORYに登って行くとロビン君(ナナフシ )が「舟橋君、もっと呑まなきゃあ駄目だよ」と声をかける。

「いや、あの、僕はね」

「舟橋君!」

「・・・うぬう」

「ビビッてるんすか」

「ビビッてねえよ!!」

売り言葉に買い言葉、とはよく言ったものだ。気付いたらロビン君が奢ってくれたレッドブルテキーラ、二杯目を一息で飲み干していた。胃がアルコール成分を吸収する前に全部嘔吐してしまったけれども。結局この日、演奏前に何十回嘔吐したのだろう。いずれにせよ、胃の中は完全に空っぽ、血中を駆け巡るアルコール分を理性で押さえ込みステージに上がった。

この日はHUCK FINNに常設のベースアンプをヘッド、キャビネットともに使用させて頂く。以前iGOと明日、照らすのツーマンの際は自前のアンプヘッドを持ち込んだのだけれども、ライブハウスが意図して用意している機材ならばそれをそのまま使うのが一番シンプルではあるし、何より色々なアンプを触る事で腕前の向上にもなるんじゃないか、という意図である。結果的にこの試み、大正解でこの日は自分の音に「良いなあ良いなあ」と酔いしれながら演奏する事が出来た。自分の出音が気持ち良いと演奏もノッてくる。

色々と不可解な間やギターのペグがぽっきり折れるといったトラブルに見舞われども、悪くない演奏が出来たのではないかと自負している。新体制の滑り出しは好調だ。

打ち上げで中華料理を頂きながら黒崎店長のお話を聞き、大いに感銘を受けた。バンドマンたるもの、気概を持って事に当たらねばならぬ。第一線で様々な現場を乗り越えてこられた先輩の発言は、重みからして違う。筋の通り方が、そしてその筋が骨太。話の内容にも、そしてその姿勢を伺う事が出来て理想とするタフなバンドマン像がより明確になった気がした。

打ち上げ後は勿論大丸へ。焼きそばの麺しかないよ、となっても旨いものは旨いのだ。胃袋に渇を入れて帰宅、就寝。

充実した一日となった。

追記:終演後、物販スペースにてお客様に「ブログを読んでいます」と声をかけて頂く。たまたま実家帰省中にライブに来る事が出来たというその方のその言葉、何て事ない言葉かもしれないけれども僕にしてみれば物凄く嬉しかった。僕が自分の記録のために、10年後に読み返すためにと自分の全てを記録して焼き付ける目的で書き出したこのブログを楽しんで読んで下さっている方がいらっしゃるならそれはもう身に余る光栄だ。

有難うございます。

コメント

  1. 蝋瓶 より:

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    また奢るよー
    え、ビビってんの?

  2. 舟橋孝裕 より:

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    >蝋瓶さん
    ビビッてねえし!!