大丸で瞬間、心重ねて

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雨上がりの深夜の今池で、初対面のバンドマンとラーメンの話をしながら僕の胸はこれから自分が味わうラーメンへの期待へ高鳴っていた。

以前お世話になったPARMESANスカイハイツオーケストラというバンドと来名するという。PARMESAN岡林君から連絡を貰っていた僕は、彼らのライブに遊びに行けない分自分の役割をしっかりと果たそうと決めていた。

すなわち「大丸ラーメンへの案内」である。

名古屋にツアーで来るバンドマンの中には、結構な割合で大丸ラーメンを訪ねるバンドがいるようで、噂が噂を呼び大丸ラーメンを訪ねる県外のバンドはあとを絶たない。PARMESAN岡林君は以前ALTRA&CRYOGENICのツアーにスタッフとして同行した際に大丸ラーメンを食らっており、同じくPARMESAN井上君は旅行の際に大丸を食べるために名古屋に立ち寄った経験の持ち主。そうだよなあ、あのラーメン屋は人を連れていきたくなるよなあ。

入店待ちをしながらメンバー氏達と東京のラーメントーク(察しの良い諸兄はお気づきだろう、そう、二郎話だ)や名古屋の正気を失ったようなご飯屋さんの話をする。食への好奇心というのは例え生まれも育ちも何であれば国籍が違っても共通だろう。人類は胃袋をもって友愛の精神を共有する事が出来るし、胃袋の一大事の際には一致団結する事が出来るはずだ。初対面だというのに、比較的人見知りの僕がスラスラ話す事が出来た。

肝心のラーメンは大橋大将の機嫌が良かったようですっかり伸びていたけれど、それでも僕はご機嫌だ。大橋さんは僕が腕を折った事を憶えていて下さったし、楽しいお喋りをする事が出来た。それに皆さん満足されたようだったし本当に瑞々しく、充実した時間を過ごす事が出来た。ライブを観る事が出来なかったのは残念だし、申し訳のない事だけれど東京のバンドマン達の名古屋での思い出に少しでも貢献出来れば、と思う。

コメント

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    いつか大丸連れてってね☆

  2. 舟橋孝裕 より:

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    >ピコ・ピコリンさん
    勿論ですとも!