こどもプロレスのファンになった。

白線の内側、実に久しぶり(実際どれくらいぶりかというとこの日以来だった)の名古屋での演奏だった。
最近は京都でばかり演奏していたもんだから、ライブの日は「車に乗り合わせて高速道路をひた走って」みたいな時間の過ごし方をしていたのだけれども、いやはや名古屋市内だと大変近くて良い。京都もそう特段遠いというわけでもないのだけれども、名古屋市内はもっと近い。
入り時間まで余裕があったので当日練習だって出来てしまった。


普段使っている練習スタジオがどこも予約で一杯だったので、名古屋市北区の青少年文化交流センターで練習。
青少年ではないけれども一般利用者という枠組みで利用する事が出来る。音楽スタジオの使用料と楽器機材の使用料金あわせても2時間の練習で1200円。ご機嫌な安さだ。
ただ、自宅からはそれなりに距離があるので地下鉄を乗り継いで向かう事になる。重たいボードを朝から持って移動するのもナ、という気持ちになったのでギグケースに入るだけの物量で臨む簡易ボードを組んだ。上の写真。
ぶっちゃけ、これでも十分演奏は出来てしまえるのであった。

この日の共演者は小林右京さん、ヨウヘイコバヤシ(THEキャンプ)、こどもプロレス
小林右京さんはのど自慢でそのパフォーマンスでインターネットで話題になられた頃(著作権の関係とかあるのでリンクを貼るのは控えるけれども、そのインパクトのある様子は今でもネットの海の上に動画が存在するはずである)から存在は存じ上げていたので「うわあ本物だ!」という気分だったし、何なら先日家族で京都に出掛けた際に「今度の共演者はこの方なんだよ」と『顔が良いやつは音楽をやるな』のPVを妻とチェックして「普通に良い曲!」と感動したのであった。この日にライブを拝見すると「いやギターうま!あと声素敵!」となり、でも人見知りの僕は声をかける事が  出  来  ま  せ  ん  で  し  た  。
ヨウヘイコバヤシ、久しぶりに再会。ライブを観た妻が「可愛い」を連呼していたけれども、うんわかる。
ロキソニンや重曹の事をああいう良い曲で歌える人がどれだけいるだろう。いや他におらんのよ。
THEキャンプの曲もやってくれて「懐かしい」とかではなくて「ああ、ヨウヘイ君はこういう曲を書く人なんだな」と思った。
ヨウヘイコバヤシのライブは非常にパーソナルな感じがして良い。人柄そのまま。


そしてそしてこの日ですっかりファンになってしまったこどもプロレスね。
シンセやベースシンセにパッドと、歌以外の全ての楽器がライン出力なのだけれども、それらの楽器を使いながら打ち込みとか同期は一切使わず、全て人力、全て生演奏で披露するもんだからその音こそ電子音のアンサンブルなのだけれども紛れもなくバンド3人の筋肉も感じる事が出来、そこが非常に癖になるバランス感覚なのであった。曲もポップで可愛くて素敵。そして彼らに限った話ではないが(この日は全体的にそういう傾向の出演者が多かった)歌詞が変で可愛い。
何だか教育番組を狙えそうな方々ばかりだったなこの日。

こんな人たちの後に何が出来るのだろう、と一瞬真剣に日和りかけたけれども、いやはや人様は人様、我々は我々らしく在れば良いと開き直って演奏へ。
まさかのアンコールを頂き、急遽行ったけれどもきっと全員テンパッていたのではないだろうか。そういうのに慣れてないのである、我々。