久しぶりの名古屋での白線の内側。


この日は我々、白線の内側は吹上 鑪ら場にて開催された『みんな元気です』に出演。
今は「ぽちお」を名乗っている、かつては演劇団体『ゲボゲボ』を主催していた右角81こと小池君が主催の企画である。
小池君は今は山の中で猪を獲ったりして生活しているのだけど、名古屋にいた頃はバキバキに小劇場演劇をやっていた人なのでこの企画も我々以外は皆、演劇もしくはそれに類する表現であった。
僕も関わりを持った人達ばかりで企画名通り「みんな元気」なんだなあと嬉しく思うような夜だった。

小池君と樫山君はゲボゲボと孤独部として一緒に企画をやったり、ライバルというか旧友というか、お互いに意識しているようでしていないような、でも縁浅いわけではないようなそんな関係であった。
小池君が樫山君(率いる白線の内側)を呼ぶのはまあ非常に納得出来たし、樫山君がこの夜のライブ中にどんな表情を見せるのか一緒にステージに立つ僕も大変楽しみであった。

白線の内側はもう逃げも隠れもしないけれども次回作となる音源製作に向けて新曲をバッキバキに製作中である。
この夜も新曲群の中から似つかわしいものを選んでセットリストにぶち込んでみた次第なんだけれども、やはり新曲があると引き締まるというかライブ一本の流れが大きく変わってくる。構築と破壊をまだまだ繰り返す気がしているのだが、というかその気しかしないのだが、披露した新曲2曲ともに演奏していて手応えを感じる事が出来たので良かった。一生懸命練り上げて練習した甲斐もあろうというものだ。

そして相手(?)が小池君となるとやはりエモーショナルさ5割マシになって迎撃しにいくのが樫山君という男である。
一曲目からテンション高く、自らを摩耗させて何かを捻り出そうとする樫山君の姿勢に舟橋は「ニッチャアとした笑みを浮かべていた(妻談)」らしい。
ああいう自分の閾値を超える様をまざまざと見せつけられると非常に嬉しい。予測不可能な熱量の上がり方だった。
こういうのがあるからバンド活動は楽しいのだよ。