維新派「透視図」を観に大阪へ。

先日、友人達とレンタカーに乗り合わせて大阪まで維新派の公演を観に行った。


維新派をご存知ない方は上の動画を参照して頂きたい。砦のような大掛かりな舞台を、いや「劇場」を野外に自力で組んで公演を行う劇団である。現在も公演中の「透視図」は大阪のビル街を背景にした川べりにこれまた大きな舞台と客席と、そして屋台村が組まれておりこれはもう劇団の公演って規模じゃないぞ、ってスケール感だった。
チケットも普段観ている劇団の公演より高い、けれどもそれだけ出す価値が十二分にある。

最近仲良くしている西杢比野さん(少年王者館)がチケットと用意してくれ、僕は「行きたい行きたいー!」と発言して以降当日まで何もしなかった(あ、当日も何もしてねえわ)。
朝に名古屋を出、観劇後はそのまま名古屋モドリの日帰り旅行ではあったけれども、新世界立ち食いうどんあ串カツも食べたし屋台村ではもう盛大にあれも食いたいこれも食いたいって欲求を満たしたし、何より維新派の「透視図」が素晴らしくて素晴らしくて。
背景にビル群が並ぶ川べりというロケーションも最高だけれども、夜の野外、照明で照らされる中一様に白塗りの同じ格好をした役者達が画一的な動きをする、というは物凄く神秘的だったし、またそこに流れる曲もトリップ感があって実に幻想的で蠱惑的だった。
話の筋を追おうとしたものの、頭がパンクするなと思ったので完全に視覚的に楽しんでいたのだけど、格好良いし美しいシーンの連続。快感があった。
あと音楽にノイズが結構使われていて、最近気持ちを傾けている方面の音であるだけにそこも興味深く拝聴した。

いやあ、最高だったなあ。次もきっと行きたい。

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