芽生え

やっぱり僕にとって言語って一番扱いやすいツールで、自分や自分発信の何かを伝える際には言語やそれを使った表現を専ら扱ってきた。
けれどもここ最近、半年くらい前かな、ふとした折にふっと「もっと音楽を言語として、自分の何かを記名性を持って主張するツールとして使いたい」という思いが涌いてきてそれについては熟考してきたのだけど、僕はようやっと重い腰をあげてやるべき時が来たのではないか、と思っている。その、なんだ、自分名義の音楽を。
演劇作品を作った事でものを作る「作家」としての自覚を抱いてしまった以上、やっぱり音楽でもやるべきなんだ、と僕が思うのは当然の流れだろう。
ものを作る人間、その中でもバンドマンとしての活動にその重きを置いているにしてはその作家性の芽生えの順番が変な形にはなったけれども、自己主張してみようと思ったきっかけがなんであれ(言語を用いた脚本だった、というのは僕らしいとつくづく思う)もう今はやりたくてワクワクしている。

楽器や音符を用いた自己表現を言語を扱う感覚に近付けるために毎日自分のその時々、日記感覚で音符を扱う事でスムーズにアウトプットしづらい(少なくとも言語よりは)音楽での自己表現の鮮度をあげていこうと思っている。

そんな事を考えて、第一歩を刻んだ夜。
形にするぞ。

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