「このライブハウスの名前って映画からとってるんですかね?」「あーそうかもしれないね、あれだろ、ユマ・サーマン出てる奴」「ユマ・サーマン出てるか憶えてないですけど、凄く綺麗な人、出てましたね確かに」

眠い目をこすりながらこれを書いている。
昨夜の演奏に於いて機材面で気になるところがあったのでトラブルシューティングも兼ねて機材をメンテナンス。
錆びが浮いてきたポールピース(半音下げ用の青色のSBVはここ最近は出番が少なかった事もあってかレギュラーチューニングから外した弦を張ったり、ピックガードに飛び散った血飛沫も拭き取らずにそのままだったりと散々な扱いを受けていた)を錆び取りで磨いたりフレットを磨いたり指板にオイルを入れたり。当然弦も張り替えてちょっと各弦毎のアタック感の違いが気になっていたので弦高さも調節。見違えるように出音が良くなった。
こういう時は前職で培った技術が活きるな、と思う。

昨夜はVSMYBLUESのサポートベーシストとして京都遠征に同行した。
京都GATTACAは初めてのライブハウスである。3階建ての建物の一階がスタジオ、二階が控室、三階がドリンクカウンターを兼ねたバーとホールとなっている。綺麗で、だけども機材搬入用のエレベーターは非常に「それらしく」、実に趣と居心地の良さが同居したライブハウスだった。僕からすれば強面のように思われるスタッフの皆さん(大体からして僕はきっと軟弱過ぎるのだ)も大変親切で、演奏も気持ち良くする事が出来た。
前回の演奏での反省を踏まえ臨んだ演奏、結果として前回よりも良い演奏が出来たと感じている(改善点としての備忘録:挑戦として外したサンズアンプ、歪ませるためではなく音の厚みを出すためと音の伸び、適度なコンプ感のようなもの←コンプわからないからね、こういう表現 を得るために復帰させたところやっぱりこれが良い。つくづくあれはもう僕の演奏の中にあるものなんだなあと思った、良くも悪くも。あとピッキングをいつもよりかは冷静と情熱の間!)。
前回と違うのはアコーディオンとして高津直視君(26時 高津君、もし君がこれを読んでいるのならもっとブログを更新して下さいよ。貴方の書く文章もまた、素敵なんだから)が参加しているという事。
遠慮容赦ない出音の中でいくらモニターがあるとはいえども生音でのアコーディオン演奏は自分の演奏が聴こえづらい瞬間もあったかもしれないけれども、モニターからふとした瞬間に聴こえてくるアコーディオンの音色に「一緒に良い演奏をして支えようぜ」という気持ちが込み上げてきてやはり音楽は何をやるかっていう部分もあるのだろうけれども、自分は誰とやるかを度外視したくはないもんだなあと再認識しています。
演奏開始の瞬間はフロアに数人しかいなかったお客さんも一曲目「反動」の曲中には演奏を聴きつけて続々と中に入って来られた。遠征先でも名古屋と変わらず、馴染みのお客さんが笑顔で集まってくるのは先輩達の人柄と積み重ねてきたバンド活動故なんだろうな、と思った。

今回の遠征は演奏中は勿論、移動中もリハーサル中も演奏終了後に片づけをしている時も、皆でラーメンを食べに行った時も高津君と二人で銭湯に行ってサウナと水風呂を憑りつかれたように繰り返した時も帰りの車中でゲスな話に興じた時も先輩達からのイジりに気の利いた返しが出来ずに曖昧に微笑む事しか出来なかった時も吹原君が高津君に食生活とトレーニングについて楽しそうに話をしているのをまどろみながら聞いている時も、立ち食い蕎麦屋さんで蕎麦が美味しかったのでおいなりさんを頼んだらお店のおばちゃんが「そっちよりこっちの助六のが安いよ、お稲荷さんも入ってるし」と気を利かせてくれて「このお店最高だな」と思った時も、常にひどく穏やかで心乱れる事もなく「ああ、こういうのって凄く良いなあ」と思った。

今日もこの後数時間後には今池HUCK FINN入り。
昨夜に引き続きVSMYBLUESのサポートベーシストとして演奏します。
HUCK FINNは幸い自宅から自転車で数分だから、ちょっと一眠りしようと思います。


サウナトランスした二人の表情。
西院にある錦生湯さん。ここの水風呂とサウナは昔ながらの感じだけども水風呂の温度も冷たすぎず気持ち良く、ついつい長く入ってしまいます。地元民のおじさん達のトークもまた、耳に心地良い。

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