『祭』のあと。

続・我が逃走
ロックンロール井藤さんが激写したリハーサルの様子。

僕達の、夏が終わった。

ザ・フロイト、不完全密室殺人合同企画『祭』、終了。

手前味噌だろうが何だろうが大成功だろう。ライブハウスのフロアにバンド機材を丸々2つ分セットして、お互いの曲を入り混じらせて演奏する。出順もへったくれもないガチンコ勝負。お互いの演奏に触発され上がるボルテージ。普段なら成立しないスペシャルな瞬間を僕は何回も見た。

バンドっていうのは思うに極小の組織だ。編成とか無論それぞれあるけれども、ブッキングやそれこそイベントにおいてもそれぞれの持ち時間は厳粛なる美意識と畏敬の念から『それぞれのバンドのもの』だ。バンドの持ち時間毎に空気がガラッと変わって、それこそが美しい。極小の組織がそれぞれの誇りを賭けて持ち時間を使い尽くす、しゃぶり尽くす、出し尽くす。

昨夜はその大前提からまず切り崩したわけなのだけれど、その結果『男達の2時間』となったと思う。

違うバンドが2バンド、違う人間が8人集まってそれぞれの意識と意向を摺り合わせて企画運営、準備をしてそれぞれの衝動とそれぞれの嗜好を以ってして演奏、表現をする。

今まで以上にザ・フロイトというバンドを『盟友』だと思った瞬間だった。

僕らが今ツーマンを一緒にやるのはザ・フロイトしかいないし、彼らにとっては僕らもそうであると思う。

今となっては達成感と充足感しかないよ。フロイト大好き。敬愛している尊敬している。

そういったフロイトに向けての衝動や愛情は近々彼らと反省会と称して改めて打ちあがる際に静かに爆発させようと思う。僕は結局この数ヶ月間、得難い友人達と一緒にワイワイ楽しくやっていたのだなあというのが本音だ。

今回の企画運営、それに向けてのツアーの際にお世話になった方々がごまんと、いる。
鵜飼さん(HOIP)、太平洋不知火楽団 大内君、塚本エレバティ 三ツ目さん、池袋手刀 堀井さん、新栄クラブロックンロール本多さんに井藤さん、まっち、当日手伝ってくれたスタッフの皆様、PCをクラッシュさせてまで取り組んでくれた篠田君、名前は挙げれないけれども大勢の皆様の助力によって昨夜の『祭』の狂騒と皆の笑顔は実現しました。

感謝の念しかありません。

昨夜の事は一生忘れんぞ。

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