ボリュームを下げるためだけの機材。

2018_06_26_001
半年程前からこれを愛用している。
エフェクターの回路やら諸々詳しい友人ギタリストがくれた。彼曰く「もう本当にシンプルにギターのボリューム回路みたいなもんですよ」との事。常に回路を通る上、スイッチのオンオフもないので逆にそこがわかりやすくて気に入っている。
僕のシステムは大体最初にBOSSのチューナー、その後にこれを通してコンプレッサーやら歪みに流れるようになっている。

色々試して歪みとクリーンの音量差を作ろうと試行錯誤していたのだが、それ目的で導入したブースター(用途としては言ってしまえば逆ブースター、なのだが)もそれを通す事によって音に変なナマリが生じるので常駐はせず。
友人に相談したところ「そういう用途ならこんなのありますよ」とくれたのであった。今はもう時効だろうから言ってしまうけれども楽器店勤務の彼が作業台の下から出してきた、売り物でも何でもない代物だった。
何とはなしに足元に導入したところ使い勝手に特に不具合もなく、目的である歪みとクリーンの音量差も作る事が出来たし、これを通してボリュームを下げる事で音質に変化が生じたわけでもなさそうである。空気のように僕のシステムに馴染んだのであった。

で、これを使うようになってからつくづく自分のベースギターの出力は大きかったのだなあと痛感している。
これを通してボリュームを時計でいう11時頃、つまり半分程度に絞るようになってからようやく世の中のエフェクターレビュー記事で書かれているボリューム感に関する記述と自分の所感が一致するようになった。だからどうって事もないのだけれど、今まで使っていたエフェクターもこれ導入以降は新しい顔を見せてくれたりして、楽しい。
アンプのボリュームコントロールもシビアでなくなったし良い事尽くめなんだよね、本当に。

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