ラーメン食いたい。

自転車を漕ぎながら、換気扇が回る音をぼんやり聞きながら考える事というのは在り方の話。
目の前にボールが来た時にしか攻めないオフェンスはきっと攻める機会がないままだろうし、得意料理しか作らないシェフは本質的に腕の良い料理人とは言えないのではないか、という考え方が頭の中を占める一方で、では走り回った挙句バテてしまっていざという時に走れない選手や色々作った挙句どれも相応の味しかしない料理を誰が好んで食べるのか、という事柄も考えている。
こうありたいぞという姿勢と、今現在の在り方のバランス感というのは勿論あるのだけれども、では一体何を基準に考えるべきかって言われると途端に「結局何も基準にはなり得ない」と思い知ってしまって自分で掲げた議題について考える事すら馬鹿馬鹿しくなる。
以前知人が僕の事を「自己肯定と自己否定を繰り返す人間」と評した事があったが、あながち間違っていないのかもしれない。ただそのルーチンは最終的に自己肯定に落ち着く、っていうのは持ち前のポジティブさ、そしてそれに対する執着心の成せるわざである。

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