今池遊覧音楽祭に於ける鈴木実貴子ズ。

今池遊覧音楽祭は過去に出演させて頂いたけれども、今年は鈴木実貴子ズで今池BOTTOM LINEでの演奏である。
会場の規模感で一喜一憂する性格ではないが、それでも大きいステージはいざ立つと「おお」と面食らう。
大体からしてモニターで各楽器を返さなくても回り込んだ音で他の楽器の音が聴こえるような距離感の場所での演奏の方が多いので、モニターから何か音が返ってくるという事自体に不慣れである。
好みとは別の次元の話で、慣れないといけないなあと思ってはいるのだが。

サーキットイベントという事で健康的な時間に会場入りして健康的な時間にリハーサル(BOTTOM LINEトップバッターだったのでリハーサルが出来た)、そしてイベントスタートを待つ。
この日はブレンダーを通したファズを念入りに調節した上で演奏に臨んでいたので、いざ本番で期待以上の攻撃的な音が出た時はマスクの下でにんまりしてしまった。試行錯誤が良い形で成果を生むというのは、幾つになっても興奮させられるものだ。

そしてやはりサーキットイベントは、恐らく初めて演奏に触れに来て下さったんだろうな、というお客さんがいらっしゃるのがまた興奮する。相変わらず「やってやるぜ」という気にさせられる。


この日は鈴木実貴子ズを愛する妻が娘を連れて演奏を観に来た。
娘はこのためにイヤーカフを新調し、万全の状態で臨んだのだが演奏が始まると程なくして眠ってしまった。
眠ってしまった娘を抱っこしたまま演奏が終わるまで耐えた妻に感謝。
そればかりか僕が日記を書く際に、と写真まで撮ってくれた妻。
感謝しかない。有難う。

夜は父の誕生日だったので実家に行き、皆で食事をした。
堪能しきった一日、である。