連日連夜というわけではないのだが、ライブ当日に向けて匣庭の練習。
この夜も樫山君宅にて、オーディオインターフェースにそれぞれの信号を入力しての録音しながらの演奏練習。
合間や練習後につらつらと会話をしたりするのだけれども樫山君から「舟橋さんはベースに於いて特にテクスチャーを重んじますね」と言われてハッとした。
テクスチャー=質感とかそういった意味合いであるが、成程、確かにそれを重視している。
正直に書いてしまうと何を弾くかとかどう弾くかとかよりもどんな音でどんな効果で弾くかを一番重視して弾いている。
フレーズやリズムとかそれ以前の最初の段階。『どんな入力が』『どんな信号として』出力されるのか。
「こういう音(または演奏)が鳴っているところにどんな音を重ねるのか」が実際一番興味深い。
これはどんな音楽を演奏している時でも同じ感覚である。
半ば自覚的ではあったけれども、いくら長年一緒に演奏している仲とはいえ僕以外の人間からそれを明確に言語化されるとハッとするなあ。隣で見ていてもそういう風に向き合っていたのか、と。
もっと演奏内容とかリズムとかに興味関心を持った方が演奏自体は良くなる気がするのだけれども、如何せん興味の対象というのは自分自身の意識では根源的なところは変わらないものである。

この夜は前回に続き曲の原型をブラッシュアップしていく作業。
とはいっても即興的に行った演奏が割と良かったので2人で再度録音を聴き返しておいて「こんな感じかしらね」と曲の一本筋を再確認するような作業であった。
1曲、SL-2を全編で使う曲があるので各パラメーターの調整を再度行った。
SL-2を人前で運用するのは初めてであるけれども、オンにした瞬間にこれでしか鳴らない音が鳴る。
大変便利な魔性のペダルだ。