娘はいつまでひっつく父を許してくれるのか。

祝日の振替休日により三連休だった。
こんな時勢であるからして、遠出するでもなく家族3人でゆっくりと過ごした。
出掛けたといえば実家がホットプレートを買ったという事で家焼肉をしに行ったのと、あとは夜中にサウナに行ったりとか買い物行ったりとかその程度である。
しかし、それでも十分に動き回り、休日を休日らしく過ごした感覚があった。
遠出をしなくても楽しんでいく術を身につけつつある。少し前だったら三連休なんてあろうものなら「静岡までハンバーグ食べに行くかー!」とか「温泉旅行でも行くかー!」とか「USJでも行くかー!」と盛り上がっていた気がしないでもないけれど、人間は環境に適応出来るものだなあと思う。

「オリンピックの閉会式を見に台風がやってきた」と天気予報を見た妻がSNSで飛ばされている冗談を口にしていたが、気圧の変化の影響を受けてか、3日目である今日はどうも体が重くて動き回る気にならず、ほとんど一日中寝ていた。
それでも夕方、予定があって出掛ける妻を送るついでに(こう書くと聞こえが悪いが、事実だ)買い物に出掛けると少しは気分も晴れてきたのか気持ちの倦怠感も遠のいていった。
晩御飯は楽させて貰おうと娘用にうどん弁当を買い、自分にはキャベツサラダを買って帰宅。
帰路の車中で娘が寝てしまったので起きるまでの間に自分用にハムエッグを焼いて食べる。ソースの味に元気を貰った気がする。

保育園に通い始めた当初「子どもは親に抱っこされるとオキシトシンといって幸せを感じる脳内物質が分泌されます。だからお父さんお母さんはどんどんお子さんとスキンシップをして下さいね!」と教わったが、今やオキシトシンの分泌を促進して貰っているのは娘ではなく、僕の方だ。
今日は散々娘にひっついた。