怠け者の極み。

前回、「連休中にもう一度書く事もあるだろう」と〆ておきながら、結局こうやって連休の終わりの終わりにしか書く事が出来ない。つまりそれだけ連休を楽しんだってわけ。
事ある毎に「連休っぽいな!」を連呼するくらい遊び呆けていた。折しも両親が海外旅行へ行っているので、そりゃあ舟橋の生活様式は荒廃の一途を辿るってえもんだよ。変な時間に寝て、変な時間に起きて、変な時間に適当に食べて遊ぶ。
30歳の男がこんな事を言うのは何だけれども、別に自活出来ないってわけではきっとないのだろうけれども、それくらい普段の自分からしたら破天荒な生活を送ってやるぞ、と意気込んで連休に突入したのでこれは大いに、目標を達したと言えるだろう。明け方六時過ぎに眠るのとか、久しぶりにやったわ。

マウンテンバイクを漕ぎ出したり、普段見ない夜景に少しばかりグッと来たり(「良いもんだな、嗚呼良いもんだな」と思わず言っちゃうくらいには、感動したりした)、お酒を嗜んだり、ドキュメンタリー(畜産科のある高校で受精卵から3ヶ月間、生徒達に鶏の世話をさせ、最終的には生徒達が見守る中、生徒達の手でその鶏を食肉に加工、それによって命の教育を行っているというとある男性教員のドキュメンタリーだった。賛否がある事自体が価値があるように思える。僕はと言うと号泣しながら自分達が世話をした鶏が食肉になるのを見守る高校生達の姿にショックを受けた。多分に過激な方法ではあるけれど、一定以上の信頼をその先生が卒業生から受けている事、そして何よりその教員のまっすぐな眼差しから、その「命の授業」を一概に否定する事なんてとても出来ないと思った)を観たり、自動車学校で技能教習を受けたり、ライブを観に行った(ちなみに、さよならパリス鈴木実貴子ズのツーマンだった。雰囲気はとても和やかだったけれども、どちらも物凄く力強く、美しかった。涙腺に感じるものがある程に。背筋が伸びるような演奏を有難う、と言うのはおこがましいかもしれないけれど、そんな気持ち)りした。その合間には外食として串揚げを食べ、ケーキを食べ、自宅でカップラーメンを食べ、スクランブルエッグとトーストを自分で用意し食べ、そして缶ビールを飲んだ。
連休突入当初は一体どれだけ充実させられるのか、と思い「でもまあ普段出来ないくらいにのんびりするのも良いかもしれない」とベッドの上、ごろごろしながら自分に言い聞かせようとさえしていたのだけれどもここまで盛大に遊んで堕落出来たので連休としては大正解。少なくとも僕が送りたかった三連休は理想通りの形で完結したと言えるだろう。

最後の最後、友人宅でチラ観した「秒速5センチメートル」にそんな堕落と退廃を欲していた自分を少しだけ抉られたけれども。でもきっとそれも別のお話。

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