昨夜の発汗量ったらまるで水浴びしたみたいだったよ

この世に格好良い音楽をやる格好良いバンドがいたとして、僕はそんな先人の後に生まれライブを敢行する人間として何が出来るのだろうか。
昨日は、大先輩方の実力にガツンとやられ、精進が全然まだまだ足りんなあと思い知った夜だった。

Scars Boroughのレコ発イベント@大須ell.sizeにJONNYにて出演。

お話を頂いた時に出演陣を伺って、愕然とする程の豪華なイベント。大学時代、サークルの後輩が熱烈に敬愛していたバンドとまさか一緒にやる機会があるだなんて。後輩よ、君が先輩に語ったそのバンドの魅力、実際の半分も語れてないじゃないか。想像を絶する格好良さだったぞ。

兎に角、出番が早い事もあってか演奏後は完全にお客さん気分で楽しんでいた。

THE RODEO CARBURETTOR、先輩方とは一部で物議を醸したNAGOYA ROCK FES 2010以来の再会。

やはり、お会いして真っ先にその話になる。変な話だけれども、我々の不祥事がきっかけでご挨拶させて頂いて、そしてそれが昨日もお話するきっかけになってしまった。様々な大舞台を踏まれた方々だけあって、ライブの気迫が物凄い。よくバテないな、と思ってしまう若輩者な僕。さっきまで楽屋で談笑していたDrの境さん、今はステージの上で鬼神のような形相でドラムをブッ叩いて咆哮してらっしゃる。

ロックンロールという言葉は僕が口にするのには抵抗があるし、言う人によってはこれ以上なく胡散臭い言葉になってしまうけれども全く嘘臭さがない。本物のロックンローラー。

THE NEATBEATS。凄いだろうと思ってはいたけれどもやはり、である。

完全に完成された、そして人肌の暖かさを感じるエンターテインメント。楽曲のクオリティ、演奏力、キャラクター、呼吸etc. バンドを格好良く、そしてライブを楽しくさせるために必要なあらゆる要素を完全に見せ付けられたライブ。各務君があそこまで絶賛するのを聞いたのも久しぶりだな、そういえば。

本当にアッという間の時間だった。


Scars Borough。大トリ、名古屋をブチアゲて帰っていかれた。綺麗にダイヴが決まった瞬間は昨夜のハイライトではないかと。

VoのKyokoさんが愛知県出身らしく、それ故か実に熱のこもった演奏。ステージ上の熱量をそのままフロアに投げつけるような、そんなライブ。流石歴戦の方々が集ったバンドだけあって、どこを観ていても格好良いという「ズルい」状態。これは上記どのバンドにも言える事だけれども、良いバンドってメンバーの誰一人として隙がないというか、気持ち的にサボッている人間がいないのだね。

余談ですが、スタッフのライアンさん、日本語が物凄く流暢でした。


この強力にして屈強なる3バンドの演奏を後に控え、我々はどのようなライブを行ったのか?

いやはや、いつも通りですよ。力まず緩まず、心地良い緊張とともにフロアを侵略するつもりで演奏しました。アウェイの状況下に於いて「一曲毎に拍手の量が増えていって嬉しかった」というのを友人のバンドマンから時折聞いたりするけれども、昨夜の我々はほんの少しその片鱗でも味わえたのではないかと思っている。物凄く楽しかったもの。それにScars BoroughのDrの高橋さんが褒めて下さってたと人伝えではあるけれども聞けて嬉しかった。

僕のような薄汚いバンドマンには先輩ばっかりの楽屋の雰囲気や、それこそ先輩方を前にして物凄く緊張はしたけれども、なかなかある機会ではないだけに、観れて良かったものが色々あった。


で、その後は人が沢山のライブハウスから移動、湿っており独特の香りが立ち込める地下のスタジオへ。企画を一週間後に控えたパイプカットマミヰズ練習。

JONNYの活動で名古屋を空けていたため、実に2週間ぶりに練習に合流出来た。僕がいない間にサポートキーボーディストの伊藤誠人は良い具合にバンドに馴染んでおり、そしてダンサブルな新曲の片鱗が出来上がっていた。

演奏する音楽も、共演するバンドや活動経歴も全てが全て、全く違うけれども、僕の中では3バンド全てがやりたい事であってどれも本気、である。

コメント

  1. Spring Perfume より:

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    そんな素敵なバンドさん炸裂だったら、強烈な睡魔と金欠を押してでも行けばよかったなー。

  2. 舟橋孝裕 より:

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    >Spring Perfumeさん
    面白いイベントだったよー!
    最近は何かと面白いバンドとの共演の機会に恵まれて嬉しい限り。