TAMIYA 1/48 M4シャーマン(初期型)を組む 第9回 微調整→完成

前回まで
TAMIYA 1/48 M4シャーマン(初期型)を組む 第1回 父から引き継ぐ→組み上げる
TAMIYA 1/48 M4シャーマン(初期型)を組む 第2回 サフ筆塗り→全体塗装
TAMIYA 1/48 M4シャーマン(初期型)を組む 第3回 履帯塗装→全体塗装2周目
TAMIYA 1/48 M4シャーマン(初期型)を組む 第4回 デカールを貼る
TAMIYA 1/48 M4シャーマン(初期型)を組む 第5回 ウォッシングを施す
TAMIYA 1/48 M4シャーマン(初期型)を組む 第6回 車体、履帯周りをウェザリング
TAMIYA 1/48 M4シャーマン(初期型)を組む 第7回 泥汚れ追加→迷う
TAMIYA 1/48 M4シャーマン(初期型)を組む 第8回 ウェザリング修正

M4シャーマン戦車に関してはずっと手が止まっていた。
というか正確には「これで完成とするか否か」自分の中で決めかねたまま時間だけが流れてしまっていた。
棚に並んだM4シャーマンを見やっては「これで良いのかもしれない」と思いつつ絶妙に不自然な汚れが気になったり「これ以上筆を動かすのは蛇足かもしれないな」と思いつつ、それでもやっぱり気になったり。
車体の前面、汚れた箇所の中で明らかに「そこ、筆が行き届かなかったor見落としただけだよね」という変に綺麗な箇所があったのだ。そこが綺麗である事によって他の箇所の汚れが人為的であるように見えてしまう、といえば良いだろうか、兎に角違和感の原因と成り得るものだったのだけれども「そこ気になるの俺だけかもしれないな」とも思えたし、どうしたものか迷っていた。
この日、自分の中で「気になっているのは俺だけかもしれない」という主観を「いやこれは明らかにおかしいだろう」という自分の中の客観が上回った。2週間近く置いて、それでも気になるのであればそれは明らかに不自然なのである、少なくとも僕の中では。
というわけで極々、些末な箇所ではあったけれども修正。
再度Mr.ウェザリングペーストで汚してつや消しクリアを吹いた。


素直に「完成だな」と思えた。
手を加えて良かった。
TAMIYA 1/48 MMシリーズ M4シャーマン戦車との(それなりに)長い旅路が終わろうとしていた。


人生で初めての戦車模型の製作を父親から引き継いで仕上げたわけだけれども、1/48 MMシリーズから手をつけて本当に良かったと思っている。製作中に色々戦車模型の製作記事を読み漁っていて知ったのだが、どうも戦車模型の中には履帯のパーツを1つずつ接着するという鬼のようなキットもあるそうな、多分好きな人にはそこが楽しいのだろうけれども、何だかんだで接着用のガイドがついていたり直線部分は1パーツで成型されている1/48 M4シャーマン戦車はその点が入門者向けであったといえるだろう。


あと塗装もオリーブドラブ1色で塗って汚せばどうにかなるという雰囲気を醸し出してくれていたのも良かった。
戦車模型には「史実」という見本というかお手本というか正解が存在してしまうわけなんだけれども、きっとそこを最初から追及すると楽しく手を動かす事が出来なくなる予感がしたので「正解かはわからないけど楽しんだ方が良いに決まっている!」と非常にざっくりざっくり、自分の中での正解に向かって製作を進めたのだった。
多分色々詳しい方からは「戦車はそもそもこんな汚れ方はしない」とか「ここが違う」というツッコミだらけな仕上がりになっている気もするのだが、まあ、そこはさておき。
まずは完成させる事、しかも楽しく完成に至るという事を目指した結果である。