TAMIYA 1/48MMシリーズ キューベルワーゲン、M4シャーマン戦車と楽しみながら組んでいる様子が父にも伝わったのか、「最近では『フューリー』を観て心奪われたのでティーガー1を作ってる。勿論1/48!」と話した折に「じゃあ渡すなら1/48が良いね。楽〇ポイントが余ってるから何か買ってあげよう」と何とも魅力的な言葉が父の口から発せられたのであった。
もうすぐ42歳になろうとする中年男性がもうすぐ77歳の父親にプラモデルを買って貰うというのは何とも妙な話であるけれども、きっとずっと帆船模型やスケール模型を作ってきた父からすればスケールモデルに楽しさを見出した息子は鍛え甲斐有りとようやく見込まれたという事なのだろう。
父について模型問屋(帆船模型を作るサークルの事務局長まで務めた父の、そっち方面での知人だったはずだ)に足を運んだ時に眼前に広がった、あの広大で深い世界に幼いその時に足を踏み込んでいたら繰り広げる事になったであろうやりとりを30年越しに今、父と僕でやっているのかもしれなかった。

さて、父が有言実行で買い与えてくれた模型がこれである。
TAMIYA 1/48 MMシリーズ アメリカM8 自走榴弾砲。
パッケージイラストを見た瞬間に思わず「なんだこりゃ」と呟いた。
車体のサイズに対して砲身が随分と短く、何だか全体的にずんぐりむっくりした印象を受ける。
何だかその昔遊んだデフォルメされたキャラクターが自動小銃をブッ放しながら突き進んでいく横スクロールアクションゲームに登場する戦車みたいだ。
調べてみると、ちゃんと実在した兵器らしい。パッケージイラストではわからないが砲塔上部はハッチもなく、所謂オープントップになっているそうだ。素人考えなのだけれども兵器なんだからある程度密室感があった方が搭乗者としては安心しそうなものだが、屋根がないっていうのは良かったのだろうか。

簡単に組み上がるかと思いきや、さにあらず。
何だかんだで数時間で車体までしか完成しなかった。
引き続き楽しんで作っていこうと思う。