Copilot FX Orbitに完敗した話。

ドミニカ共和国ってどの辺にある国なのかさえ知らないくらいに世界の地理に疎い。
調べてるみるとカリブ海に面した国だそうなのだが、今度は「カリブ海に面した国」のイメージがいまいち出来ず、ああこういう時に学のなさっていうのが露呈するんだなと自分の無知さを痛感させられた。
主食は白米だそうで通年で暑い国との事。主食が白米という共通点で少し親近感を感じるけれど、それでもまだドミニカ共和国に対する心理的な距離は縮まらない。
ドミニカ共和国と僕の人生が交差する瞬間は、ひょっとしたらこのエフェクターブランドくらいなのかもしれない。
勘の良い方はドミニカ共和国という名前だけで勘付かれたかもしれない。
そう、Copilot FXである。
このブランドのペダルは以前リング・モジュレーターを所有していたが操作性がいまいち自分の感覚とフィットせず、結果的に手放してしまったのであった。


今回Copilot FXのファズ、Orbitを手に入れたのはたまたまデジマートを眺めていたら(多くの愛好家がそうするように、僕も定期的に中古エフェクターで出物がないか巡回するようにしているのである)手頃な値段でこれが出ていたからである。
ずっと探していたというわけでもないし気になっているペダルというわけでもなかったが「そういえば某有名ベーシストの足元にずっとこれ、あるよなあ」と調べてみたところ「このコントロールなら使えないという事はあるまい」という感じだったし何より値段もお手頃価格だったもんだから飛び道具的な歪みものとしてどうだろうか、と買ってみたという次第。

製作された時期によって差異があるのかどうかはわからないが、インターネットで調べてみるとものによってコントロール出来るパラメーターが違うようでデザインも違う。海外製のペダルにはよくある事よと特に驚きもしなかったけれど、某氏と同じブツが欲しいという人は困るだろうなァ。
僕の手元に届いたのはFRQ、EXP、GATE、VCO、何も書かれてないノブ、DRYの6つのノブのもの。これに加えてトグルスイッチが2つついてるモデルとかもあるようである。
「フリーケンシーモジュレートファズ」という事で物凄くザックリいうのであればリングモジュレーターとファズのあいのこみたいなペダルなのだけれども、やはり(?)Copilot FX、操作性に独特の癖を感じる。
ドライボリュームとファズボリュームが別でついているのであればこれ、どんなブッ飛んだ音がしようが扱い易そうに思えるし実際手に入れるまでそう思っていたのだけれども、僕のシステム故かそれともそういうものなのか、ファズボリュームを一定以上上げないとドライボリュームも効いてこないというか、この二つのボリュームが絡み合って出音に影響しているような手応えがある。
更には混ぜた時も単純にそれぞれの音がミックスされて出力されるというわけでもないような、そんな変な具合である。
思えば前のantennaの時もそんな操作性に苦戦したような記憶があるのだが、これは僕のシステムだからそうなのか、はたまた。
この辺りはおいおい、他の楽器でも試してみようと思っている。

ううむ、どうもあまりこのブランドとは相性が良くないような...。