HARD JAPAN TOUR 2011、無事終了しました。

只今現在明け方5時半頃だ。

「HARD JAPAN TOUR 2011」、それに続く打ち上げ、そして大丸ラーメンを終えて帰宅したばかり。ここ最近頭の中だけでなく、実際のところ対応や準備で今日のイベントにかかりきりになっていただけに、こうやって一日を終えると「ああ、無事に終わったのだな」と感慨深い。どうやら一生忘れ難いイベントになりそうである。

ライブ本編のMCでも経緯を話したけれども、SOFTの来日中止は関係者一同に衝撃を与えた。ONE BY ONE RECORDS 柴山社長からその知らせを聞いたのは仕事中、休憩のため店の前に出て一服している時だった。未だにあの瞬間の「どうなるんだこれ」という不安、そして外気の冷たさは生々しく思い出せる。

それ以来関係者各位、連絡を取り合い(この辺りの連絡はJONNY代表として佐藤メンバーが請け負ってくれた。あの人、そういうイメージないかもしれないけれど実務能力が恐ろしく高いんだよ)2週間もしないうちに出演バンドが合計3つ決定された。これで当初出演だった我々JONNY、short film no.9に加えKARESIover skill、そしてuhnellysという5バンドの出演陣が決定、誰が提案したのか「HARD JAPAN TOUR 2011」というイベント名も決まり、しかも代替公演とは思えない豪華出演陣。これで2月4日は安泰だ、と思った。誰しもが思ったはずだ。

しかし第2の衝撃が我々を襲った。佐藤メンバー、入院。入院が決まった段階で「間に合わないんじゃないかこれは」と皆が思った。柴山社長とメンバーで話し合い、その結果の意向を関係者各位に連絡する。我々が選んだ選択に関して、一人でもGOサインが頂けなかった場合は今回は出演を見送ろう。そう考えていた。

しかし幸い皆が皆、「是非やって下さい」と出演を快諾して下さった。その結果がimperfect JONNY、不完全なJONNYである。

あのバンドは本質的に某不完全で密室殺人するバンドのテンションでJONNYの曲を演奏する、そんな暗黙の意図が込められたバンドである。したがって、ステージ上はガチャガチャするし曲もガチャガチャする。フィードバックとノイズ、太鼓や鍵盤、そして弦を叩きつける音に満ちたテンション重視のバンドである。幸い我々には以前佐藤メンバーがインフルエンザで倒れた際にこの構成で大阪遠征を行った前例があった。恐れるものは何もない。あるとするなればそれは自分の中の不安だけだ。転換を終え、一音目をメンバー全員で一斉に叩きつけた後は、それはもう必死の演奏の始まりである。

ライブはあっという間に始まって、あっという間に終わった。荒々しい演奏だった、と自分でも思う。JONNY本来の魅力の何分の一が提示出来たか、全くもって定かではない。しかしたまにはこんな無茶をやってもいいんじゃないかと思う。公演に穴を空けない、それこそに意味があるように思われたからだ。

結果がどうだったかは、ご覧になられた皆様に委ねるとして、我々は大いに楽しんだ。

佐藤さん、早く元気になって戻っておいで。やはり皆君のステージが観たいそうだよ。

関係者各位、そして急なオファーに応えて下さった皆様、sfn.9、本当に有難うございました。今回の借りは必ずお返ししようと思っています。

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