SEでナンバーガールを使う、という覚悟を背負った演奏をした話

4月16日、super idol groupで二度目の新栄CLUB ROCK’N’ROLLにてライブ(前回の模様はこちらから)。
super idol groupでの演奏、正規メンバーのベーシスト氏欠場の前回一回こっきりかと思ったらどうやらそのまま脱退みたいな流れになったらしく(曖昧な表現なのは何だか本人達同士もほんわかとそんな感じだから。仲が悪いとかそういうのでもなさそう。何にしても良かった!)、まさかの二回目。というか5月もライブがあるし6月にも企画が控えているのでこのまましばらく弾く事になるのでは、という予感がしている。
とは言っても月に一度の練習(流石メンバーがfrom静岡)に時折のライブって感じなのでその少ない回数での演奏でバンド側とバシッと合致するような演奏を心掛けるという意味ではしばらく弾くものの、時間をかけて馴染ませるというよりかは今まで培ったスキルと総動員して演奏するという今までの姿勢とは何ら変わりはなさそうである。世代的にも僕とほぼ同世代、人柄も良い人達だしストレスなく演れるばかりか勉強になる事も多いので楽しく弾けたら良いなと思う。

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この日の演奏は半ば試験的に先日入手したプレシジョンベースを使って演奏。
super idol groupの音にはカラッとしたプレベサウンドが合う気がしていたし(実際前回の演奏でSBVを使った際もフロントに積んでいるプレベタイプのピックアップだけ駆動させて演奏した)、まあ折角良いものを頂いたので使わなくちゃね!という事で持ち込んでみたわけなのだが、いやはや、やっぱり面白いよプレベ。
プレベってそういえば遥か昔にJONNYでも使っていた時期があったんだけどその時の記憶よりも今回の方が好印象である。
昔は苦手だったジャズベースタイプよりも若干幅広なネックもむしろ「運指しやすいのでは...」と思う程握りやすかったし「ゴリッ メリッ」って感じのアタック音も鉈でブッた切るようなそのサウンドも面白い。プリアンプをかけようがアンプでドライブさせようがどこか乾いたプレベのニュアンスって顕在で(どこのどいつだよサンズアンプ使ったら全部同じ音になるだなんて言い出したのは。これだけは断言しておきたいけど同じ音になんてなるわけがない)弾いてて良い具合に荒々しい気持ちになった。腰だめに構えてガンガン殴るようにピッキングしたくなる。いや勿論ピッキングのニュアンスが思いっきり出る部分も面白いんだけど。
コンプレッサーをかけて思いっきり威圧的な感じにして、時には中国製RAT(ターボモードも出来るので本当に重宝している)を踏み込んで大いに奮戦した。バンドのドライブ感にちったぁ貢献出来たんじゃないかと思っている。

この日は共演バンドも大いに面白かったし見応えのある演奏を観る事が出来て大満足。
DGTPは観る度に「天才なんじゃないのかな」と思わされるけれども僕の観た中ではこの日が一番良かった。この日の演奏を子供が観たら良い意味でトラウマになるよ。ノイズもポップも、陳腐な表現だけどロックンロールもそこにあった。むしろ抒情性さえあったわ涙腺開きかけたわ。
身内を褒めるっていうのは同時に悔しさを感じる事だけれども炭酸さん(舟橋家から歩いて一分のところに住んでいる)の音楽に対する取り組み方も幅の広さも貪欲さは大変尊敬している。あの人のフットワークの軽さとどこでも「自分」であるところには勝手にシンパシーを感じたりも。
こういう事を書いちゃうのはダサいですねいっけねえ!

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