VSドラムセット7台使うエンターティナー達、清清しいまでに真っ直ぐな目をした若者達のバンド

シャビーボーイズ は真摯だ。どこまでも真摯で、誠実だ。

そんなシャビーボーイズの3ヶ月連続3マン企画、その2回目にJONNYで出演。今回はシャビーボーイズ、ノムラセントラルステーション 、JONNYという3マン。この3バンドでの3マン、と聞いて「気でも狂ったのだろうか!」と思ったのだけれども、それって多分僕の中で未知数のこの取り合わせへのワクワク7割と大丈夫かという危惧(先輩面しちゃって嫌ねえ)3割だったのではないだろうか。だって、いざ当日迎えてみれば滅茶苦茶腑に落ちる3マンだったもの。結局、僕は最初から最後まで楽しみきったのであった。

ギリギリまで寝て、会場入り。

この日トリプルヘッダーの一戦目で闘っている篠田君はリハーサル不在、そしてまさかの佐藤美生、二日酔いでリハーサル欠席。シャビーボーイズ並びにアポロシアター スタッフ様方が苦笑する中、深々と頭を下げる。ぐぬぬ、畜生佐藤め!終演後に説教してやるからな!

で、ノムラセントラルステーション開場入り、機材設営。

続・我が逃走
ドラムばっかじゃん!

ステージ上には、中央にベースアンプ、ギターアンプ×2台。それを挟むように上手側、下手側にドラムセットが3台ずつ。そしてフロアの雛壇の上に一台。ちょっと待て、ドラムセット7台なんて未曾有の事態だろ。

続・我が逃走
一戦目を終えて登場した篠田君。
「俺、どこでギター弾けばいいんだ・・・?」

で、メンバーそれぞれの格好もおかしい!

「麺屋おおた」と書いてあるTシャツに身を包み、エプロンをして頭をタオルでまとめたnothingman 太田さんは完全にラーメン屋店主だし、テレポテ 専務はチャイナドレス。ラーメン屋、か!

続・我が逃走
この二人が作るラーメンは旨そうだ。

で、開場、そして開演。

トップバッターはノムラセントラルステーション。

演奏開始一音目で最前列のお客さんが耳を塞いだのが見えた。そりゃあそうだ、ドラムセット7台、ベースにギター2本が同時に唸り上げたのだ。耳をつんざく大音量を間近で耳にしたのだから、そうなる。しかしお客さんも一歩も引かない。すぐに拳を振り上げてこの「お祭騒ぎ」のトップバッター、名古屋が誇るエンターティナー のむーんさんの咆哮に応える。

でね、この日のノムラセントラルステーションが本当に、今まで観た中で一番良かったくらいに、最高だったのだ。フロア側に設置したドラムセットを「ゲスト席」として、入れ替わり立ち代り色々なドラマーがドラムを叩く。これは観ている方も楽しいに決まってる。しかし壮観だ、7台のドラムセットが一斉に打ち鳴らされる様は。

もう原始的な快感、情報過多気味な刺激に満ちている。

野村さんって本当に何度も言うけれども、いつになったら初期衝動を失うのでしょうか。常に第一線で闘っているあの方、あの方とは死ぬまでに決着をつけたいと愚かな後輩は思うのであります。

で、次は我々。

ドラムセットを7台使う狂気のエンターティナー(のむーんさん、褒め言葉です)に、そんなバンドをトップバッターにする狂気の主催バンド(シャビーボーイズの皆さん、褒め言葉です)に挟まれた我々、この日最少人数ながら一生懸命演奏した。直前にノムセンを観ていたってのもあるだろうけれど、ステージが広い広い!大はしゃぎしてしまった。ご覧になられた皆様方、お楽しみ頂けたでしょうか。

そして主催、シャビーボーイズ。

この人達、以前も書いたと思うのだけれども「穴があったら入りたくなる」ようなライブをする。僕の表現欲求やバンドを続ける理由、そういう僕の信念すらも超越したところに存在する真摯さ。僕は揺ぎ無い思想と信念を持っているつもりではあれども、自分自身のそういう部分さえ彼らと照らし合わせた場合は薄汚い俗っぽいものに成り下がりそうだ。まあ俗っぽいんだけどね。僕みたいなのを駆逐してくれる存在がいるとしたら、それはきっと彼らみたいな若者じゃあないのかなんて思ったりする。

僕の話が過ぎたようだ。シャビーボーイズ、である。

ギターリストである坂君が脱退する、と聞いていたけれどもやはりそれに関してもヴォーカルの杉本君、触れていてだね、それが実に実に生々しい、多分喋り出す直前まで頭の中で言葉なんて用意してなかったんだろうなって思えるくらいリアルな言葉で。それで次の曲に入る瞬間の気持ちを切り替えた瞬間のあの表情、俺はちょっと忘れられそうにない。あの生々しさ、そして勿論バンドの本筋たる演奏、アンコールの「ガッシャーン」っぷりから首尾一貫してこの日のシャビーボーイズは『ロックバンド』だったと思う。

本当、誘ってくれて有難うシャビーボーイズ。僕は心の底から楽しんだ。

次一緒に演る時は坂君がバンドを離れてからになってしまうだろうけれども、また素敵な演奏を見せて下さい。僕はきっとフロアの後ろの方から羨望と嫉妬の眼差しを向けている事でしょう。

舐めんなよ!日陰者を舐めんなよ!!笑

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