VS盟友の巻。

17日は鈴木実貴子ズのサポートで今池HUCK FINNに出演。

会社員だもんだから平日のライブは仕事後に駆けつけてリハ無しで演奏するか、タイミングが合えば有給休暇を取得して体を空けて臨む事になる。今回の場合は後者だった。上司に頼んでまで休みを取得したのは東京の盟友のバンドと久しぶりの共演の機会を得たから。
鈴木実貴子ズの2人から「この日出演出来ますか?」と打診を頂いた時は思わず声が出たもの、ハルラモネルと鈴木実貴子ズと太平洋不知火楽団のスリーマン。
太平洋不知火楽団が再生していた事は知っていたし、実際京都のサーキットフェスで鉢合わせたりしていたのだけど共演の機会こそなく、演奏を観たいなという気持ちと折角お互いバンドマンなんだから一緒にやれたら良いのになという感情を持ち合わせている時にこういう話が来たもんだから、まず何よりサポートに声をかけてくれた鈴木実貴子ズの2人に感謝。最近つくづく、2人のお陰で面白い経験が沢山出来ているなあと感じる。

当日、1時間のスタジオ練習を終え今池HUCK FINNへ行くと丁度太平洋不知火楽団のリハーサルが始まったところだった。うん、滅茶苦茶に音がでかい。何がでかいって全パートでかい。
笹口君、JC-120をあんな音量で鳴らす人久しぶりに見た気がする。再生に際して導入された大内君のモズライトベース、バコンバコン鳴って良い音だった。爆音の竿モノ2つに負けじと打ち鳴らされる津金さんのドラムも最高だ。
そんなリハーサルを観たもんだから影響されて爆音にならないようにするのが必死だった。美しいリハーサルを観た後だと爆音こそが正義で真実は大音量の中からこそ生まれる、と錯覚しそうになるのであった。

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公演終了後、ステージ脇の楽屋を覗くとモズライトベースが。一体全体どこで切ったのか、大内君の手から流れた血がピッグガードを汚していた。楽器はこうして育っていく。
太平洋不知火楽団と一緒にやっていたあの頃を思い出した。形は違えど、再戦出来て良かった。
演奏にも意識せずとも力が入っていたようで終わった後お客さんに「炸裂してましたね」と言われた。

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