「HALO」

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先日のサバイバルゲームからの流れではないけれど、僕はFPS(ファーストパーソン・シューティングゲームの略。一人称視点で進んでいくシューティングゲーム)が好きだ。原体験であるNINTENDO64の名作「007 ゴールデン・アイ」に続き「007 ナイトファイア」やら「メダル・オブ・オナー」やら色々とそれなりに楽しんできた。
だけれど昨夜、思わぬ所で自分にとって最高のFPSを発見した。今回はそんなお話。

昨夜の僕は暇をしていた。不完全のリハは夜中からなのだけど仕事は毎週金曜の定刻通りにあがり、時間は何と4時間以上余っていた。
あまりに暇だったので僕は、このブログにも何度も登場しているのでご記憶の方も多いであろう、ドラマーでありレコーディング・アンジニアでもあるアツシ・ハセガワ氏宅を訪ねた。07年になってもう半月以上経つのに未だに新年の挨拶に顔を出せずにいたので、その胸のつかえをとってしまおうというわけだった。

で、氏は在宅で、どうやら時間もあるようだったので僕は早速乗り込んだわけである。一通り近況報告等をした後、話題は氏の影響で始めたFPSゲーム「メダル・オブ・オナー」へと至った。すると氏が「是非やってもらいたいゲームがある」と起動させたのが今回の主題、「HALO」である。
どうやら日本版ではないらしく、字幕は出ず、作中で表示されるキー操作の説明も全て英語。氏のアドバイスに沿ってゲームを開始する。
舞台は宇宙。海兵隊の宇宙船、軍艦内部から物語は始まる。
どうやら主人公はそれなりの間眠りについていた強化人間のような存在らしい。久しぶりに目覚めた主人公はエンジニアのサポートを受けながら体を慣らせていく(この過程でプレイヤーは操作方法を覚える事となる)。
すると突然敵エイリアンの強襲。主人公は司令官が待つドックへと急ぐ事になる。

ざっとこんな感じの始まりなのだがこのゲーム、とにかく射撃の感覚が物凄く気持ちが良い。主人公が所属する海兵隊がデフォルトで装備しているアサルトライフル然とした武器のマズルフラッシュとバックファイアー音が、第二次世界大戦時代の火器に慣れていた自分にはひどく刺激的なものとして感じられる。それを連射しながらひたすらに敵エイリアンを駆逐していくのだが、もうどれだけ撃っても撃ち足りないくらい気持ちが良いのだ。敵エイリアンを倒すと彼らが使っていた光線銃もどきを拾って使用する事ができる。それもそれなりには強力なのだけれどもそんな存在がかすむ程の魅力。敵軍勢に向けて乱射すれば死屍累々たる死体の山を作り上げる事が(余談だがこのゲーム、どれだけ時間が経過しても死体は消えない。悲惨な光景がそこかしこに繰り広げられる事になる。まあエイリアン相手だから罪悪感なんて微塵も感じないんだけど)出来る。
ついつい撃ち過ぎてアツシ・ハセガワ氏に「over killフナハシ」の称号を頂いてしまった。

そしてこのゲームの魅力その2。
物語の背景となる世界観がしっかりと作りこまれている。非常に感情移入がしやすい。不時着した惑星の「空」を見上げると思わず溜息をついてしまうような美しい「空」がそこに存在しているし、敵エイリアンよりも脅威なのは「自然」たる滝なのだ。友軍のジープに乗って地下遺跡然とした建物内部をグリグリ走り回るのも一興。

とまあ久々に大ヒットだったゲーム「HALO」、気がつけばアツシ・ハセガワ氏のご好意に甘えて2時間程堪能してしまった次第。今日の画像はそんな「HALO」からの一幕。
「over kill」たる主人公が愛用重火器を手に敵母船の中を進んでいく図。

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