今日食べたもの:新味覚 桑名店にて餃子8個、ドーナツ二つ、山岡家にて特製味噌ラーメン

昨夜地元の駅近くのコンビニにて偶然にも牛乳と食パンを購入する伊藤誠人(いとまとあやこ/palitextdestroy 他)と偶然出会った。立ち話を二言三言し、別れたのだけどもその後暇だったので「コンビニで買い物するくらいならきっと空いてるだろう」と暴論振りかざして連絡したら二人で飲みに行く事になった。
一件目の居酒屋チェーン(昨夜気付いたのだが某鳥の貴族、喫茶店感覚で使うと物凄く安上がりだね)が25時で閉店したので二人であわせて千円分も飲んでいない僕達はそのまま今池の同じ系列のお店へ向かった。
「どうせなら女性もいて欲しい」と誘った今池の姐さんも快く来てくれ、ダラッと飲んでいたのだが。
「あー、明日珍しく予定ないんだよね」という伊藤君の言葉に本当に、ほんっとに軽いノリで「じゃあ四日市行こうぜ」と誘ったらまさkのOK、こうして本日四日市はドレミファといろはでの舟橋孝裕ソロは伊藤誠人君を鍵盤に迎え、二人がかりで挑む事になった。

折角伊藤君が来てくれるなら(しかも車も出してくれた。優しい男である)、という事でそれまで想定していた内容から切り替える事にした。
伊藤君は相対音感の持ち主で、鍵盤演奏の腕前も相当あるので直前で無茶ぶりしても対応してくれるだろう、というのがあったのは事実。某季節の変わり目に二時間特番として放送される奇妙な物語のオムニバス番組のテーマと、その番組でサングラスをかけた語り部が登場するアバンタイトル的なシーンで流れる音楽の二曲を良い感じに演奏してくれ、という僕の難題(これは難題と言ってよ良いと思う。最早国民的に耳馴染みのある曲ではあるけれども演奏する手の動きを見ていたら難易度高そうだったしそもそもあの曲、不協和音が入ってるので耳で音を拾いづらい)に彼は、正味15分の練習で見事に対応してくれた。恐るべし伊藤誠人。
会場入りするまで、そしてした後も適時修正を入れつつ、8割くらい流れを作っておいて本番に臨む。
本質的に僕という人間は真面目な人間でそれというのはきっと良い事だと思うのだけれども、物作りや表現活動に於いてその真面目さが裏目に出たりする事もあったり、その真面目さ故に柔軟性に欠けたり事前に予想、予定していたレールから自分自身が外れだすとそれを楽しめなかったりする事が(そここそが面白い瞬間だったりするにも関わらず、だ。自己表現をする人間はそういう瞬間から見つけるものというのが後々大きな糧となったりする事がとても多い、と思う)ままある。
今日は「どうせ会場入りしたら考えるんだし」とか「どうせいざやるってなったらどうにかするだろうからその時の自分に任せよう」とか適当である事に少しは真面目に向き合えたのではないかと思う。物作りに向き合う姿勢は真摯に、中身については良い意味で適当に在りたいものだと感じている。

ドレミファといろはのゴウさんはきっと僕を伸ばそうとしてくれていて、毎回毎回僕が何かをするとその度に「ここが良かったけどここがいまいちだったな」とか「こうしたらきっともっと良くなるのにな」とか、耳が痛くも有難いコメントを下さる。
これって今現在の僕にとっては大変有難い事で、人前で何かをやる事が10年を過ぎてくるとこちらのアクションに対してポジティヴな感情を抱いた方が「良かった」と好的な反応を示して下さる事はあっても、俗にいうダメ出しみたいなのって頻度でいえば圧倒的に減ってくる。減ってきてしまう。それは「きっと言わなくてもわかってるだろう」だったり「言えないな」だったり「言ってももう無駄だろう」だったりするのだろうけれども。
勿論自戒や自分自身での反省点は忘れずに書き付けたりするようにはしているけれども、そんな中で客観視した意見って本当に有難い。
ゴウさんからある夜に頂いたアドバイス(ちなみに本人は泥酔していたため記憶にないそうである。まったく!笑)は結構心に残っていて、定期的に振り返ってはその夜のゴウさんの言葉にどう向き合えているのか、みたいな事を考えたりもするのだけれども、そういう意味で今夜の一人芝居は挑戦をした方が面白い事になる、という気持ちもあった。

ここ最近やってきた(一度目はこの日、二度目はこの日だ)この演目もひとまず今日でおしまい。
難しかったけれども(多分僕にとって容易い事なんて何一つないのだろうけれども)面白かった。やってみて得るものがあった。空気の作り方もTPOだし、その日その場所その時間に相応しい提供の仕方というのはアウトプットする側として少しだけでも留意するとグンと結果が違ってくるのだろう。勿論それは「その気」がない人間さえも力強いものならば振り回してブン回して引き込める云々とは別の観点の話である。
今後はちょっと自分の堅ッ苦しい雰囲気をどうにかブッ壊したいもんだなあ、だなんて漠然と思っている。そういうのがあれば僕はもっと客席との精神的な距離感を縮められる気がするのですよ。

2015_07_13
さよならパリス
村上君とは「お互いに相手の方が怖いと思ってた」事が判明して僕、ショックです。
僕、印象的には絶対に村上君より怖くないよ。

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